2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

オオシラビソの果鱗

ちょいと用ありで弁天池の裏側に行った。すると足元に球果の欠片がいっぱい。初めリスの食痕かと思い通り過ぎるところだったが、少し違う。そうだった、今年はオオシラビソの実の豊作の年。これはその果鱗ではないか。オオシラビソなどのマツ科モミ属の球果…

身近な自然のつくり方 −庭や窓に生き物を呼ぶ方法−

身近な自然のつくり方―庭や窓辺に生き物を呼ぶ法 著者 藤本和典 発行 講談社(1997/04) ¥693 近年、『ビオトープ』という言葉をよく耳にする。ヨーロッパ、特にドイツを中心として誕生したもので、「生き物たちが生活できる環境を復元させようという活動」…

埋没文化財展示室

少し、いや大分解りにくいのだが、八ッ場ダム広報センター・やんば舘の向かい側に八ッ場ダム調査事務所というのがある。ここで今、埋没文化財展示室というのをやっていた。 実は前に発掘中に訪ねてお話を聞かせてもらった事があるが、いやいや、立派なものが…

吾妻渓谷

今日は「まんざだより」作成のため吾妻渓谷を歩くのだ。前に『ようこそダムに沈む川原湯温泉』だった看板は、『なつかし あたらし 川原湯温泉』になっていた。どうやら全国から募集していたようだ。中には、「は?」みたいなものもあって楽しい。どうせなら…

万座ハイウェーのカラマツ

万座ハイウェーのカラマツが黄葉の見頃を迎えている。森に入れば恐らくカラマツの葉シャワーの洗礼を浴びるのだろう。それもまた楽しそうだ。条件が良いのでこのまま万座でぶらぶらしていたいところだが、今日は次がある。先へ進もう。

水と緑の国、日本

水と緑の国、日本 著者 富山和子 発行 講談社(1998/10) ¥2,940 地形急峻、川の短い国土でありながら、なぜ私たちは水に不自由しないですむのか。…やがて著者は国土の7割を占める森林と、森林を支えてきた林業というものの重要さに思い至る。しかし林業とは…

鹿沢園地

11月8日養成講座の下見として湯田師匠を鹿沢園地にご案内してきた。当日、木々は全て落葉してしまっているだろう。今日はツリバナに野鳥の毛がついているのを発見した!どうしてつけてしまったのだろう?通り抜ける際か別の実を採っている時に油断して当たっ…

初雪の朝(昼)

10月23日深夜から降った雪は、朝には10cmほどの積雪になっていた。今年は10日くらい雪が遅かったろうか。 散歩に出てみると、紅葉の木々がみんな雪に覆われ、さながら真冬の様な銀世界になっている。これはこれで綺麗だけど、今日撮りたい画ではない。少し時…

黄金の森

嬬恋村田代から黒斑山と高峰山の間を抜ける群馬坂林道を走る。車坂峠(1,973m)が近づくにつれてカラマツ林の黄金色の輝きが目に留まる。 嬬恋にはどこにでもあるカラマツ林だけど、この付近のカラマツ林は整然として美しい。 信州が原産地のカラマツは、浅…

平成17年度ぐんまグリーン・ツーリズム推進サポーター育成講座

〜農村地域へ訪れる都市住民等の受け入れ態勢など、地域でのグリーン・ツーリズム推進をすすめたい人のための講座です〜1.開催期日 平成17年11月24日(木)および、11月30日(水)〜12月1日(木) 延べ3日間2.場所 群馬県庁【11月24日…

環境問題とは何か

環境問題とは何か 著者 富山和子 発行 PHP研究所(2001/10) ¥693 著者は、「水と緑と土は同義語」「水田はダム」との理論を提起したことでも知られ、日本における環境問題の草分け的存在。その総合的な研究は富山学とも呼ばれる。 「文明人はその足跡に砂漠…

万座から浅間へ

快晴の朝、ダケカンバの黄葉の向こうに下弦の月が美しい。万座ハイウェー上部のカラマツもだいぶ色づいた。久々に快晴の日に鬼押しハイウェーを走った。浅間山の近景も久しぶりだった。

早朝散歩

22日夜〜23日未明にかけて降った初雪がまだ山の上部に残っている。牛池の森で朝日に捕まる。木漏れ日のなか歩く巨木林。やわらかい朝日に、ナナカマドが特別光って見えていた。

万座初雪

今日、万座に初雪が降った。例年より10日程遅いが初雪にして10cmはなかなかの量。折角なので写真を撮り歩く。牛池は見るとたいした事ないのだが写真を撮るといつも美しい。プリンスゲレンデに出て四阿山を望む。絶景にうっとり。これは、少し出かけるか。…

浅間山麓国際自然学校研修会

今日のタイトルは「高山蝶の生態と保護活動について」 講師は尾瀬保護財団評議員の布施英明様。湯の丸山高山蝶パトロールで一度お会いしている。午前中、机上講義をしてお弁当の後、午後から少しフィールドへ。ミヤマモンキチョウ等の食痕は葉が全て落葉して…

秋の思い出

高島先生からCD-Rが届いた。この秋、万座の水源までハイキングした時のものだ。途中ナラタケを含む雑きのこをいくつか採りながら巨木の森を進み、目的地(水源)では清流をそのまま使ったきのこ汁をこしらえ、おにぎりを一緒にほおばる。あの味噌汁の味は忘…

万座ハイウェー 紅葉台

大名沢、紅葉台付近。今年は色が良くないというものの、この谷の全体像としてはまずまずまとまった紅葉が見られる。カエデではハウチワカエデ、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、ウリハダカエデ、ヒトツバカエデ、イタヤカエデ、カラコギカエデを確認し…

図説 日本の植生

図説 日本の植生 著者 沼田眞/岩瀬徹 発行 講談社(2002/02) ¥1,155 一般的に気候帯に対応し水平や垂直に分布し相観で分けられる樹林帯(亜熱帯多雨林、常緑広葉樹林、落葉広葉樹林、常緑針葉樹林など)の植生や、火山、湿原、海岸林などの立地的環境はもち…

ジロー清水の水源

毛無峠に行く途中、ジロー清水という湧き水がある。 万座周辺の水は酸性。万座山の湧き水も弱酸性。御飯岳の明神沢ですら微酸性。しかしジロー清水だけはどういう訳か弱アルカリ性を呈す。 ある日、ジロー清水をボトルにつめて車を出した瞬間、上部水源の森…

風の谷 紅葉

牧干俣線から県境を越え、県道大前須坂線を左へ10分ほど進むと毛無峠がある。目前には一年中風の吹きやまぬ山・破風岳(1,999m)山頂からの絶壁が行き止まりの様相を濃くする。僕はここを『風の谷』と呼んでいる。最も好きな場所の一つだ。 ここの荒天の日…

星座の文化史

星座の文化史 著者 原恵 発行所 玉川大学出版部(1982/01) ¥1,260 著者は星の神秘に見せられ天文学者を夢見た日もあったが宗教文学と語学を専攻し、もっぱら星座神話や星の名の意味、歴史の研究を得意とする。 この本はすでにある程度、星座に親しんでいる方…

森林観察会in玉原

今日はぐんま森林インストラクター会の行事。秋のブナ林と小尾瀬と呼ばれる玉原湿原を散策する森林観察会。僕も楽しみにしていた。今日の第2班の講師は小林さんだった。…しかし次第にブナ林に近づくにつれ、どうも皆の動きが地面を這うようになる。あらま、…

紅葉の万座峠

今日も引き続き良い天気だ。雲上の紅葉は駆け足で通り過ぎていく。撮れるうちに撮っておかねば。早朝散歩のコースの一つとなっている万座峠。若干ピークを過ぎた感あり。少し進むと右上にかつての溶岩ドームか?見事な奇岩がある。ここの奇岩と紅葉のコント…

毛無峠への道

ここからは見たままにつらつらと。ナナカマドの葉はもう一つだったが実の色はいい。県境付近絶壁。『ジロー清水』上部の御飯岳西斜面。深い森だ。水も美味いわけだ。『富貴の滝』は別名『小串くつろぎの滝』とも言う。ここの紅葉はたびたび新聞に載る絶景。 …

バカの壁

バカの壁 著者 養老孟司 発行 新潮社(2003/04/10) ¥714 いわずと知れたベストセラー(400万部)。贈って下さった佐藤先生が見える前に読み終えたかったが、その後になってしまった。 【「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主…

万座の星空ウォッチング

10月1日からスタートした本企画、21時の時点で今年は天気が悪く3日間しか星が出てくれていない。その3日目となる今日は、上弦から満月へと移行中の月齢9.7の明るい月が高くあったが、肉眼でプレアデス星団(昴)、双眼鏡でアンドロメダ銀河も見える星空とな…

誘いは 紅葉に染まる 露天風呂

このところの天気では信じられない快晴の日。露天風呂写真撮影の絶好の日。ナナカマドの窓から正面玄関をのぞく。まずは大浴場『長寿の湯』内の“姥苦湯”。女湯湯船から熊四郎山西側が見える。ここからの紅葉が最もバランスが良い。しかし一番人気はこの展望…

松川渓谷周遊コース

今日は当初、破風岳を登る予定だった。しかし毛無峠に近づくにつれ雲行きが怪しくなっていく…。風も出てきた。オイオイ、遭難しそうだぞ。あきらめて松川渓谷周遊コースに切り替え、牧干俣線を下っていく。すると急に晴れ、さっきまでの天気が嘘のよう。記念…

万座の水源

トキワ松学園の先生方が遊びに来てくださった。今回はプライベートなので、僕も一緒に大いに楽しませていただいた2日間だった。初日は万座の水源へ。鹿沢地区PVの会の下谷会長も同行してくれた。標高1,750m付近のタラノキの実はようやく黒く熟してきた。ハ…

紅葉の芳ヶ平

安中のキッシーがどうしても芳ヶ平に連れて行けと言う。今日は部屋の片づけで忙しいのだ。断ろうとすると「断らないで!私たち後何年生きれるか解らないのにもう最後かもしれないのに、お願い!」ううっ。ネイチャー木村は死をチラつかせられると弱い(皆そ…