2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日山南西斜面

4月2日の白根山地蔵峠トレッキングに向けて下見をしよう。しかし、既に県道466号線の除雪が始まっている!?それは困ったなあ。スタートから森に入るのも、しばらくアスファルトの上を歩くのもゴメンだなあ。しかも道路を除雪している方から注意を受ける。「…

草薙カラマツ

数百年前、本白根山北西斜面は大きな攪乱に見舞われた。それまでの森林土壌は全て失われ、広大な地形が新たな堆積物で覆われた。現在の本白根沢上部、平野状地形の出現である。高濃度の硫化水素ガスが発生するこの沢では、長い間カラマツでのみ更新が行なわ…

本白根沢

どうも気になる。3月18日前後の猛吹雪で、万座では枝折れや幹折れが続出している。あのジャンボカラマツは折れたりしていないだろうか。早速森に入る。今日は別ルートから登ったが、下からこのようにやや見上げたほうが感動は大きいかもしれない。その姿は…

噴煙たなびく

浅間山の噴煙がはるか東方に、そして穏やかにたなびいている。するべくして噴火した2004年9月1日、浅間山中規模噴火。あたりまえの事だった。一部始終を見ていた。そのあたりまえの事で、住民はもちろんのこと行政、マスメディア、学識者、観光業者等は意馬…

快適な棲み家

地上8メートルくらいのところに、絶好の樹洞があった。こんなに快適な棲み家を動物達が見逃すはずは無い。ここ数日、降雪があったにもかかわらず出入口に雪が付着していないのは利用しているからなのだろう。私たち人間は、手前の樹林を透かして、向こう側…

熊池コース考察

4月1日の研修に向けて、もう少しコースを考察したい。ピストンコースではなく、周遊コースが面白い。往復とも旧ゲレンデではなくて、2001年地滑り跡から降りてみよう。天然母樹林の看板辺りから森に入る。入ってすぐに、直径1m近いダケカンバがある。今日は…

もう一度弁天池上部

思い出した。逢いたい樹がある。もう一度あの森に入らなくては。今日は別の尾根から登ってみる。立ち枯れの木々を日暈が取り囲んでいて何ともいえない景色だ。トウヒの大木から流れ出た樹脂が固まっている。やがてこれを指差し琥珀のお話をうまくできるよう…

弁天池上部 〜シラビソのフィトンチッド〜

思うことがあって弁天池上部を少し歩く。空吹きを越えて数百メートル進んだ小川の流れている所を登っていく。崖に突っ込んで登っていく形だ。しかし、少し登ると平坦で快適な平面的広がりのある地形となる。崖と平坦な所が交互に続くのが万座の地形だ。白根…

浅間火山のインタープリテーション

この研修会はNPO法人浅間山麓国際自然学校登録インタープリターの方々を対象としたスキルアップの為の研修会であるが、今後の事業展開として嬬恋村インタープリター会や鹿沢パークボランティアとの共同活動を検討していることから、その2つの団体登録インタ…

事例に学ぶ森林療法のすすめ方 ― 医学・教育からツーリズム、市民レベルでの活動まで

事例に学ぶ森林療法のすすめ方―医学・教育からツーリズム、市民レベルでの活動まで 編著 上原巌 出版 全国林業改良普及協会(2006/01) 新書382p サイズ18cm ¥3,990 「森林浴」という言葉が日本に生まれてから20余年、今日それをさらに進化させた「森林療法」…

巨木

来客を、森に案内していた。どうしても会わせたいミズナラがある。1時間以上進んだが、どうしても見つけられない。あのミズナラの巨木へは、迷って辿りついたのだ。 では仕方がない。いつものように、森をさ迷(彷徨)ってみよう。だいたいの目的地だけ決めて…

研修会のお知らせ 〜万座の天然林を行く〜

皆様、こんにちは。万座温泉の木村です。先日「森の仲間」という、森・自然・人が大好きな全国ネットワーク組織団体より「スノーシュー研修会を万座で開催したい」とのお話を戴き、4 月1 日に1泊2 食でお見えになることになりました。案内人は万座の森林イ…

万座天然母樹林〜弁天池周遊コース

故干川文次氏(コマクサ園館主)がかつて「白根山とともに」に寄せた寄稿の中に・昭和13年7月、草津営林署の知野署長に本白根山に案内され、「当署館内で自慢できるのは、このコマクサと白根沢のカラマツの母樹林だよ」と言われた ・昭和37年、ドイツの…

スノーシューで行く湯の丸山

鹿沢インフォメーションセンター主催行事。パークボランティアとして参加。冬の湯の丸は、かなりの登山者がいることは知っていたのだが、実際に冬登るのは初めてだ。リフトを一本載せてもらえる(¥500)。これでないとイベントしてはだいぶキツイ。今回は22…

万座念仏山周遊コース

スノーシューコース開拓。今日は念仏山(2,031m)周遊コースにチャレンジしてみる。帰りは裏手に回り込めばあの絶壁を下ることにはならんだろう。弦ヶ池に車を置き、万座ハイウェーを歩いて矢筈神社へ。まずこの動きが迷惑甚だしい。自動車専用道路だという…

万座水源方面へ

万座水源付近には、ミズナラのとんでもない巨木がある。あそこの森に連れて行って喜ばない人はまずいないだろう。しかし、実際人を連れて行けるのか?調査に入ってみた。森に入ったとたんに、天然カラマツの巨木がある。直径1mのカラマツは、みんな見たこ…

表万座をスノーシューで降りる

さて、これから当分は万座でのスノーシューコースを検討する。今日は湯田さんお薦めのコース。表万座第1高速リフト降り場からカラマツコースの更に外側を降りてくるコース。万座を9:30に出て12:30には帰って来れた。まずはゲレンデをひたすら登る。これが…

樹洞

表万座スキー場、米無山のコース外をスノーシューで降りる。ここにはいいミズナラの老木があるというのだ。 そこそこの巨木を楽しみ、まずまずの森だと思い帰ろうとした矢先に、立派な樹洞に出会った。入口の幅は40cmはあろう。中の面積も1平米より広かった…