2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ミヤマモンキチョウ

今日はもう一投稿。あんなにおとなしいミヤマモンキチョウを観察できたのは初めてでした。いつも近づくとあっという間に逃げて行ってしまうというのに・・・今回ついに接写ができました。左からオス・メス・求愛を嫌がれるオスの画像です。メスが求愛を拒否する…

志賀高原の花

この2日間でいくつか印象的だった花を。エゾシオガマ(ゴマノハグサ科シオガマギク属)が咲いています。今時期なのですね。芳ヶ平は今コバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)が見事。こんなにあるとは知りませんでした。ホソバノキソチドリ(ラン科ツレサギソウ…

硯川−四十八池−大沼−清水公園 引率&インタープリテーション

今日はトキワ松学園中学校・アウトドアコースご一行27名様の引率&インタープリテーションです。しかし残念ながらスタート時にすでに4人の脱落者。う〜ん先が思いやられる。 実はこのコース、雨の中を二晩キャンプ生活し最終日にやっと当館に泊まれるコー…

渋峠−芳ヶ平−白根山 引率&インタープリテーション

今日はトキワ松学園中学校・山と水コースご一行30名様の引率&インタープリテーションです。 彼女らにとって、この大事な時期の野外活動が“楽しいもの”“解り安くとっつきやすいもの”“恵みを感謝し分かち合えるもの”でなくてはnature好きの大人に育ってはく…

湯の丸の花

8月中旬〜後半によく見られた湯の丸の花を。ウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)は英語ではエーデルワイス。登山中に行き会ったイタリア人の女性の話ではイタリア語で『ステラアルピーナ(アルプスの星)』と言うのだそうです。素敵な名前ですね。ハクサ…

湯の丸山

湯の丸山(標高2103m)は万座からも良く見え、信州百名山、ぐんま百名山に選出されている人気の山です。特に6月のレンゲツツジ群落は日本一の規模。国の天然記念物であり、多くの観光客で賑わいます。 僕にとっても野外ボランティア活動をさせていただいて…

ゼンテイカとヤブカンゾウ

1枚目のゼンテイカは7月14日に志賀高原で、2枚目のヤブカンゾウは7月21日に万座ハイウェーで撮ったものです。どちらも同じくユリ科ワスレグサ属で食べれます。ヤブカンゾウは酢味噌和えが合います。ゼンテイカは以前那須高原で花の漬物を買って帰り…

3/4世紀の風景

鶴田 吾郎(つるた・ごろう)1890-1969 が描いた浅間山と裾野の原野の風景。『馬鈴薯』の言葉がまさに生まれようかとしているかの様に裾野に広がるジャガイモの花らしきものは実はノリウツギ(ユキノシタ科アジサイ属)!吾妻森林管理署所有。現在1000万…

ホシガラス

今日はホシガラスがガーガー鳴いてお客様を楽しませてくれました。ホシガラスがハイマツの種を食べるのは有名な話です。貯蔵して取り忘れた種が芽生え新たな稚樹となるとも言われています。・・・しかし何も貯蔵するばかりではありません。当然ですがその場で突…

本白根山の花

今日は名鉄観光ご一行様45名を本白根山にお連れしました。 今年のコマクサ(ケシ科コマクサ属)は温度が早い時期に上がりすぎたこと、そして7月9日の雹襲来でもう見ごろはすぎたと宣言します。代わりにヒメシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)やハ…

ショウマ三種

万座ハイウェーに今日あった似たものを3つ紹介。 上から チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属) トリアシショウマ(ユキノシタ科チダケサシ属) ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)のはずだったのですが、真ん中のトリアシショウマがハナチダ…

好きなもの

僕は別に、珍しい高山植物や貴重な絶滅危惧種ばかりが好きなわけではありません。モンキチョウが好きです。特に雌の色合いは絶妙です。人に近いところで進化してきているためか、人間を恐れず近寄ってきてくれます。素朴で平和な気持ちになれます。ミヤコグ…

飯山市・小菅の里の『浅葉野庵』

今日は僕がちょっといい気分になるお店を紹介します。長野県飯山市は、美しい里山の風景を今も残す美しい町です。木島平村に隣接する『小菅の里』は映画・阿弥陀堂だよりの撮影地でもあり、僕の好きな里です。上杉謙信ゆかりの『小菅神社』もいい感じですが…

帰ってきたミヤマシロチョウ

今日は今年最初の高山蝶パトロール日。悪者がいなけりゃいいけど…。 …ご覧ください。帰ってきました!間違いなく嬬恋にミヤマシロチョウが帰ってきました。ここ数年のパトロールの成果が実ったのです。今日は僕達は幸運にも求愛&交尾&産卵の様子を見る事が…

石の湯ゲンジボタル

ホタルブクロに誘われて、本当に蛍見に行ってきました。志賀高原、石の湯のゲンジボタルは日本一標高が高い場所に生息しています。今年はまだ最盛期の3%位か。ピークは7月25日頃の見込みです。蛍ブームでか昔『熊の湯』だったところに『ほたる温泉』の看…

万座ハイウェー今

このところクサフジ(マメ科ソラマメ属)がきれい。そして万座ハイウェー下部にはオニシモツケ(草本・バラ科シモツケソウ属) 上部にはシモツケ(木本・バラ科シモツケ属)が咲いています。シモツケとは栃木県の下野で最初に発見されたため、あるいは花が散…

森林の管理人育成講座

真田町のNPO法人フォレスト工房もくりの森林の管理人育成講座、今日は刈払作業者講習。ちゃんと終了証がもらえます。一般的にはUハンドル型で充分ですがこれは管理人講座ですのでツーグリップ型も使用します。森の中で振り回せて応用が利くとの事。しか…

万座ハイウェー今

では今日の万座ハイウェーの花を。今最高に良いのはオカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属) ぽつぽつ見えるアヤメはノハナショウブ(アヤメ科アヤメ属) ヤマホタルボクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)が咲いてきたのでそろそろ志賀高原のゲンジボタル…

森の赤い実

左の写真はニワトコ(スイカズラ科ニワトコ属)。この梅雨時期に赤い実がなるのでよく目立っています。葉のにおいが独特で、山菜としても活用できるそうです。そして今日出会ったもう一つの赤い実の木はクマヤナギ(クロウメモドキ科クマヤナギ属)。 万座ハ…

ウダイカンバ

いつかの観察会で、ガイドがこう言いました。 「シラカバとガケカンバは交配します。そのあいのこの事をウダイカンバと言います。」・・・いや?そうじゃなくって・・・と思いましたがその時は黙っていました。今日突然その事を思い出したので写真を撮っておきまし…

ヤマナラシの山登り

木の山登りの話をもう一つ。 3月の観察会で、表万座付近をスノーシューで散策したとき、群落を形成していて名前の解らない木がありました。それが、ヤマナラシ(カバノキ科ハコヤナギ属)です。この木の群落地はそよ風でもざわざわ音がするというのです。扁…

ミヤママタタビ

前回の標高1800mのマタタビの記事を書き込んだら、すぐさま湯田師匠がメールをくれました。>>マタタビの山登り・・・・ミヤママタタビがあります。高山型で湯ノ丸など普通にあります。調べてみてください。 指令が出たので行ってきました。まずは花をチェ…

小串・破風の花

グンバイヅル(ゴマノハグサ科クワガタソウ属) オノエラン(ラン科ハクサンチドリ属) ミヤマダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)オノエランとミヤマダイコンソウは初めて見ました。特にミヤマダイコンソウの群落があるとなるとあの絶壁にはもっといろい…

破風岳

午後からは標高1999mの山、破風岳に登りました。高木さんは82歳ですが一緒に登ってくれました。凄い! この山は植生があまり豊かではありません。おそらく鉱山開山中に煙害や炭として使うために切り出してしまった後、強風の影響で木が育たなかったのでしょ…

小串鉱山跡

昭和12年11月11日午後6時30分、嬬恋村の役場へ1人の男が手足を血だらけにして飛び込んできた。 「山が崩れて小串が全滅した。至急応援をたのむ。」245人が生き埋めとなった硫黄鉱山最悪の事故、小串鉱山山津波である。 この役場に飛び込んだ男性こそ今日の…

標高1800mのマタタビ

マタタビ(マタタビ科マタタビ属)はお店の夕食の一品にも使用しています。栄養価に富み、「“食べるとまた旅ができる”という意味で名づけられたのですよ。」なんてご案内したりして、宿の一品には最適かなと思っています。マタタビの葉は初夏に白く見えるの…

花の毛無峠

オオバミゾホオズキ(ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属) オオバノヨツバムグラ(アカネ科ヤエムグラ属) モミジカラマツ(キンポウゲ科モミジカラマツ属)四阿山−万座は太平洋・日本海の分水嶺です。同じ場所でも、日本海側では驚くほど草木の種類が多いのです…

ハナニガナ

この季節、万座の道路端はみ〜んなこの花で埋め尽くされます。ハナニガナ(キク科ニガナ属)「ナがつく草は昔の人が食べた事があるものだよ。」 誰かにそう聞いています。僕も思い切ってこの葉っぱを食べた事があります。・・・結構イケますよ!茎は苦いのかな…

ピッキオ 野鳥の森ネイチャーウオッチング

万座で亜高山帯のガイドばかりしていると、たまにはもっと動植物の種類が多い、人里に近いところを散策してみたくなります。 僕は月に1回位のペースで、軽井沢ピッキオのレクチャーを受けることにしています。今日のガイドは東さん。名前にこだわらずに自然…

白根山湯釜&本白根山ガイド

今日は名鉄観光草津白根山登山ご一行45名様をガイドしてきました。なかなか健脚の皆さんでしたので、うまく進めることができました。もうオトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)が出ていましたが、最近仕入れた本によると「ハイオトギリ」という種…