紅葉の芳ヶ平
安中のキッシーがどうしても芳ヶ平に連れて行けと言う。今日は部屋の片づけで忙しいのだ。断ろうとすると「断らないで!私たち後何年生きれるか解らないのにもう最後かもしれないのに、お願い!」
ううっ。ネイチャー木村は死をチラつかせられると弱い(皆そうか)。早速CARIBで渋峠へ。
ツツジ科スノキ属の紅葉が美しい。特にクロウスゴの朱色にはハッとする時がある。黄色と混じるものがあり美しい。
道中は雲の中だったが、芳ヶ平につくと雲が退いてきた。池の中には下から水が湧いているのだろう、風も無いのに波紋が止まないものがあった。池に映るゆらぎもいい。
今日、個人的に気に入ったのはリンドウの紅葉だった。透き通るような黄色と紫色、緑色のコントラストが美しい。
今日見た限りでは、 緑→紫→黄色 になるように思った。まあ、もっと複雑な仕組みなんだろうけど。
今年は、紅葉の色が良くないという。夏に曇りの日が多く日照時間が少なかったので、葉が充実していなかったのだろうか。しかし春は好天が続いたような気がする。ナナカマドの実付きがいいのはそのためか?
キッシー達が喜んでいたのはこのネバリノギラン。黄色くなった葉の中央にはオレンジ色の筋がはいる。
芳ヶ平入口付近では、目の覚めるような色のヤマザクラがあった。
道中ずっと曇りだったのが急に晴れてきたので帰るのが惜しい。しかし時間は永遠ではない。帰ろう。
帰りの道ではたくさんのカメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。さすがはプロ。振り返ってみるとどうしようもなくいい場所ばかりだった。僕もいい場所を探してみた。
湯釜へと続く舗装が見えてきた。今日の紅葉ウォッチングはこれまで。
万座8:00−渋峠8:20−準備体操10分後トレッキング開始−芳ヶ平10:30−急ぎ足−白根レストハウス11:30