彌紘への1歳の誕生日プレゼント



今日は彌紘くんの1歳のお誕生日です。元妻に聞くと児童向けの絵本をプレゼントをしてほしいとのこと。


いろいろと調べてみましたが、赤ちゃん向けの本って、親が絵本を開いて見せて、読んで聞かせて、パパとママが仲良しでいつも一緒にいる幸せな家族…っていうことを、赤ちゃんに刷り込ませるものばかりなんですね。


… 困りました。


 …

 …


もう、仕方がありません。私は私なりに、世界で一番愛しい人、彌紘くんへの思いを伝える本を探しました。

すると、なんと素晴らしい本に出会いました。『大切な人へ』という絵本です。



オーダー絵本 SWiTCHBOOK FACTORY 〜大切な人の名前で創る 世界でたった一冊だけの絵本〜
http://switchbook-factory.com/taisetsunahito/top.html


この本は、私と彌紘の生涯の記念の本です。なんとオーダーすれば子供の名前や父親の名前、誕生日の日まで印刷してくれるんです。
SWiTCHBOOK FACTORYさん、最高の本をありがとうございます。
一冊6,500円ですが、この内容なら全然安いと思いました。今の私にとってはその10倍以上の価値はあります。彌紘くんへと私と、同じものを持っていたいので二冊注文しました。


本来は、著作権の関係で問題があると思うのですが、ぜひ、皆さんもこの絵本を購入し大切な人へ贈ってあげてほしいので、このブログで紹介・宣伝させていただくことにしました。(※SWiTCHBOOK FACTORY様、問題があるようでしたら、消去しますのでご連絡くださいませ。)



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大切な人へ 〜やひろくんがうまれてくるまでのおはなし〜



  


「パパ… パパ…」


「そうだ! かみさまに おてがみをかこう!」



  


「ねがいごと かなえてくれるかなぁ。」


「かみさま…」



  


「パパを ぼくのパパにしてください…」


だれかが いいました。あかちゃんは パパをえらんで うまれてくるんだよって。

どこかで あかちゃんは パパのことを みていて、
うまれるまえから きもちが つながっていて…

このものがたりは そんなあかちゃんが うまれるまでの こころのたび、
やひろくんの こころのたびの おはなしです。



  


(誠に勝手ながら、お手紙の配達は しばらく休ませていただきます。)



  


「パパ…」


さっきまで かがやいていた ほしは きえて、
くらやみのなか やひろくんは ひとりぼっちのような きもちになりました。

おもいだすのは パパのこと…



  


「そうだ! パパだったら きっと こんなことで あきらめないもん!」


いままで やひろくんが ずっとみてきたパパは いつだって がんばりやさん。
パパのこどもだって、そうおもったら ふしぎと ゆうきがわいてきました。



  


ころんだって


おもうようにいかなくたって



  


まえむきに がんばる パパのすがた…


「ぼくも つよくなりたいな。パパをささえられるくらいに。」



  


「さかみちは パパもつかれる?」


「はじめてのことは パパもこわい?」



  


「ぼくにも できるかな?」


「パパのこどもに なれるかな?」



  


「ねぇ、ぼくがうまれたら いっぱいあそぼうね。
パパのしってること いっぱいおしえてね。
ぼくも いっぱいおしえてあげるね。」



  


「さいしょは いろんなこと うまくできなくて
ないちゃうことも あるとおもうけど。」



  


「でも ぼく いっしょうけんめい がんばるよ」



  


「おおきくなったら パパといっしょに およげるかな。」



  


「パパとおなじいろのコートも きてみたいな。
パパとしたいこと いっぱいで すっごくたのしみ。」



  


「だから…、だから ぼく がんばるよ。
パパのこどもに なれるように。だいすきなパパに あえるように。
もうすこし… もうすこしだよ…」



  


こうしてついに やひろくんは パパのところまで たどりついたのです。
そう、かみさまのところよりも ずっととおい、パパのところまで。
たったひとりで、パパをだいすきなきもちを いっぱいかいた そのてがみをもって。


2014ねん9がつ1にち


「ねぇパパ、このひのこと おぼえてる?」



  


「パパにあえて…」



  


「ほんとうに うれしかったんだよ!」


「だいすき パパ…」


せかいで たったひとりの たいせつな ぼくのパパへ
パパのこども やひろより



  

せかいでいちばん いとしいひと やひろくんへ


どうだい! このせかいは すばらしいだろう!
ひとびとはやさしいし、おひさまも おそらも くもも、よるのほしも、とてもうつくしいだろう?
でもね、パパにとっては、やひろとであえたことと、
やひろが げんきでしあわせなことが いちばんうれしいんだよ。
あいしているよ。
これからもよろしくね。


〜やひろのパパ みちひろ より〜

  


パパ    あかぎみちひろ
あかちゃん こいけやひろ



  

やひろくん パパのこと おぼえているかい?
やひろがうまれてから はんとしかんは、パパもいっしょに くらしていたんだよ。
パパのこどもになってくれてありがとう。


でもね、パパは こいけのおうちを でていくことになったんだ。
だから、もういっしょには いられなくなっちゃったんだよ。
やひろとパパは さいこうのふたりだったのに、さみしいね。


やひろと あえなくなっちゃったけど
やひろのことは いっときも わすれたことはないよ。
まいにち、いろんなかみさまのところにいっては、


「やひろが げんきでいますように」
「やひろに しあわせなことが いっぱいありますように」


って おいのりしているよ。



パパには、ゆめがあるんだ。


おおきくなった やひろと やまやもりで いろんなことをして あそぶことだよ。
どうだい、すてきだろう?


パパは、やひろが いつでも たずねてこられるように、
やひろのいえの すぐちかくに すんでいるからね。


パパはいま とってもくるしいけど、やひろとのゆめを かなえるために、
どんなことも あきらめないで がんばるからね。


やひろも げんきでいてね。
やひろが おおきくなるのを たのしみにしているからね。
じゃあね。

オーダー絵本 SWiTCHBOOK FACTORY 〜大切な人の名前で創る 世界でたった一冊だけの絵本〜
http://switchbook-factory.com/taisetsunahito/top.html



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私はまだ彌紘に会うことができないので、山本先生が届けてくださいます。
山本先生、本当にありがとうございます。先生には私は一生頭が上がりません。


彌紘の前で、読ませてくれるとありがたいのですが、どうなることやら。
でも、何が何だか解らない今だから読み聞かせられる、もう少し経つと大人になるまで読ませられなくなっちゃうような気がします。


うまくいきますように…