表万座スキー場、米無山のコース外をスノーシューで降りる。ここにはいいミズナラの老木があるというのだ。
そこそこの巨木を楽しみ、まずまずの森だと思い帰ろうとした矢先に、立派な樹洞に出会った。入口の幅は40cmはあろう。中の面積も1平米より広かったように見えた。
今にも動物が出てきそうに思えて、初め近づけなかった。夏には野生動物がこの樹洞を使い、新たな子孫を誕生させ生命を循環させているのだろう。
この森は、私たち人間が立ち入るべきではないのではと思った。まずまずの森だったのに、この樹洞一発で神々の森になってしまった。