2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

玄関前の草花

2年前にレンゲツツジを植えた場所に下草が生えてきました。ミゾソバ(タデ科タデ属)は万座に普通にある草。溝に生えるソバの葉に似た草の意。そういえば葉は似ているかも。ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)は万座の辺のものは花が白っぽいです…

四阿山登山道

今日はパルコール嬬恋リゾートホテルのお客様20数名様を四阿山にご案内してきました。あいにくのお天気で雲の中をお散歩することになりましたが、山頂付近ではその雲の上にでることができました。豪華なお弁当を食べながら雲に隠れたり姿を現したりする山…

星見るかい?

「星見るかい?」とはTAWNS(利根吾妻望観ネットワークス)会員を中心とした(応桑小学校の加辺先生を中心にした?)星を見る会である。西吾妻郡の小中学校理科教諭や社会教育課のメンバーの中に私が参加させていただいている訳は加辺先生と湯本先生(…

葛の花

ある時、ご来館のお客様にこう言いました。 「葛の花が見れるのはどこでしょうか?」「あの・・・こちらは亜高山帯でして・・・葛の花はこの近辺では見たことが無いのですが・・・。」そしてお客様はこうおっしゃいました。嬬恋村を有名にしたのはこの句なのだよと。 …

樹洞に潜むもの

明日の四阿山への山ガイドに向けてイメージを膨らませていました。先日、コテングコウモリが迷い込んできた事を思い出して蝙蝠らが住みかに使う樹洞を撮りに行ったのです。カラマツの天然母樹林付近のオオシラビソの樹洞をとった後、牛池のナナカマドの樹洞…

オヤマリンドウ

白根山にあるのは、ほぼオヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)だと見て良いそうです。リンドウは竜胆(りゅうたん)と書き、薬効のある根は熊の胆(くまのい、のうたん)よりも苦い事からついたのだと言う。その薬効は健胃・消化不良・食欲増進・解毒など…

白根火山教室

今日は白根火山教室の日。(財)自然公園財団草津支部と環境省万座自然保護事務所の主催です。講師は東京工業大・平林順一教授です。日本火山学会の会長である。 (日本火山学会↓) http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/kazan/jishome/VSJ1.htmlう〜ん凄い講師…

万座 ウコギ科の植物の花

左上はウド(ウコギ科タラノキ属)。右上はタラノキ(ウコギ科タラノキ属)。ウドと科も属も全く同じ。左下はコシアブラ(ウコギ科ウコギ属)。以上、万座のウコギ科(食用)3種の花の様子でした!

毛無峠今

セリ科の植物は判別が難しい。ミヤマシシウド(セリ科シシウド属)が目立っています。…実は種の自信がなかったのですが2枚目のアップ画像がよく取れていたので載せました。ミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキュウ属)は葉がシダ植物のようなのでこれはす…

上信スカイライン今

道路脇の土手下からハンゴウソウ(キク科キオン属)が伸びているのでいつもなら見上げるこの草を見下ろすことができます。よく観察できます。黒湯山手前ではやっとブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)が咲いてきました。ヨーロッパ原産の多年草。散りゆくナン…

亜高山帯の草の実

ゴゼンタチバナ(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)の実はこんな風に1つしかついていませんでしたが、実際には幾つかの実がついた写真を見たことがあります。マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)の実はこんな風にまだらになっていました。この後どうなったんだ…

亜高山帯の低木の実

今年は足元の低木の実たちも熟すのも早いようですね。シラタマノキ(ツツジ科シラタマノキ属)はインタープリテーションに最適の木。全草サロメチールの匂いがするが実はさらに強烈。アカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)はシラタマノキとよく似ています。初…

万座早朝散歩

今日は熊四郎山遊歩道に行ってみました。大蛇の水飲み穴の跡(木村の試み・万座紙芝居参照)は実際にはポットホールです。昔はもっと大きいものが幾つかあったが過去の護岸工事により塞がれてしまったとの事。一体何をやっているのか。中腹で一休み。まだ朝…

雷の威力+ミヤマブクロ?

森林インストラクター・湯田師匠からメールいただきました。最新情報を2つ 1.今年は雷がすごかったのですが、本白根や地蔵岳のケルンに落雷しました。ケルンの破片は10m以上四方に散らばっています。この写真はその時のものです。2.ヤマホタルブクロ…

コテングコウモリ来館

昨日夕方6時30分頃、お店のロビーから下の階へパタパタと何かが羽ばたいていきました。あれは!・・・早速行ってみると1階非常口付近で行き場を失いさ迷っています。 捕まえて調べてみると、コテングコウモリ(ヒナコウモリ科)という蝙蝠でした。環境省が…

ムラサキツメクサに思う

ムラサキツメクサはアカツメクサ(マメ科シャジクソウ科)が標準和名なのか?子供の頃、学校帰りの3,5km程の道のりが手持ち無沙汰で、よく笹笛を吹いてみたりムラサキツメクサの蜜を吸ってみたりしながら歩いたものだった。その時の蜜のやさしい甘さとき…

万座早朝散歩

今日は多数決により万座峠往復コースとなりました。参加者を最も喜ばしていたのはネジバナ(ラン科ネジバナ属)です。万座では今頃咲いているのです。2番人気はクサフジ(マメ科ソラマメ属)。花の色は基本的に青紫色なのだが赤味が強いもの、青みが強いも…

万座ハイウェー今

万座ハイウェー1200m地点の今日の花を。目立ってきたのはノコンギク(キク科シオン属)。うまく撮れた一枚です。足元にはミミナグサ(ナデシコ科ミミナグサ属)が咲いていました。…茎の色が暗紫色になっていないのでもしかしたらオオバナノミミナグサかオラ…

ノリウツギのお辞儀

ノリウツギ(ユキノシタ科アジサイ属)はその昔、樹皮から採った糊で紙をすいたのだという。 ハイウェーを走行中、左上の土手に赤色のアジサイらしき花が見えました。戻って見るとそれは花期の終わったノリウツギでした。左が7月上旬の撮ったもの、右が現在…

万座ハイウェー今

このところ隆盛なのはハンゴンソウ(キク科キオン属)。吸蜜している蝶はミドリヒョウモン(タテハチョウ科)。「お盆の頃に咲いて魂を呼び戻すから反魂草なのだよ」という台詞を聞いたことがあります。キオンに花は似るが葉が羽状に3〜7列しているので区…

万座ハイウェー今

万座ハイウェー、今日の花便りです。左からソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属)。もう花期は終わりそうです。道路沿いではなく、肥沃で日陰な場所にあります。この新芽は山菜にもなりますが、動物も食べれる事をよく知っているのでしょう。葉はみんな無…

万座早朝散歩

今日は万座では見たことのないキノコを発見。コメツガの生木根元から5mほど離れた地上性である。所持する図鑑で該当する種はなさそう…?シャカシメジ(キシメジ科シメジ属)だったら感激!なのだがまさかな…。今後の経過を見ていこうと思う。真ん中は食虫…

万座早朝散歩

さて、おひさの早朝散歩。今日から2日間続きます。特徴ある山の実を二つ紹介。ハリガネカズラ(ツツジ科ハリガネカズラ属)は亜高山帯針葉樹林の林縁や林下にまれに見ます。実は食べれるらしいがこんな希少種食おうとは思わない。ヒロハツリバナ(ニシキギ…

友との再会

千葉市の渋谷さんからお手紙いただきました。渋谷さんとは昨年9月の森林活動ガイド養成講習会で出会いました。夜は森林インストラクターの塩田先生と3人でぐんま天文台に火星を見に行った親友です。先日万座コマクサ祭りに合わせて訪ねてくれたのです。当…

ルート292の花

今一番目立っている花はコウゾリナ(キク科コウゾリナ属)。花自体は黄色の素敵な花なのですが名前の由来となる赤褐色の剛毛がちょっとイヤ。万座付近ではゴマナ(キク科シオン属)がずいぶん出てきました。山渓カラー名鑑には花期は9〜10月になってるぞ…

国道最高地点

Yahoo!オークションで『高度計』を落札しました。やはり自然観察をもっと深く行うために必要かなと…群馬県(六合村)と長野県(志賀高原)の県境付近に富士山が見えるスポット、国道最高地点があります。標高2,172m。ここに行って高度を合わせて来ました。…

法性の滝

『万座風土記』によると、奥万座に「法性の滝」という涼しげな滝があるという。ポットホールが数段重なった棚状のつくりとなっており、マイナスイオン溢れて水遊びするにも読書するにも最適な場所だという。今日、行ってみることにしました。 ☆注意!ここは…

朝日山ゲレンデ今

今日は朝日山の方にお散歩へ。同じ地区でもちょっと斜面が変わると急に群落が変わるから不思議です。ノハラアザミ(キク科アザミ属)に吸蜜しに来たのはクジャクチョウ(タテハチョウ科)。万座には多い蝶です。今日の20分間で5頭見ました。標準和名の『…

オトコエシ⇔オミナエシ

今日目立っていた花は実際にはオトコエシ(オミナエシ科オミナエシ属)。オミナエシより剛強な感じがあるのでそう名づけられたとも言われるが、そもそもオミナエシとは女郎花と書く。この字は「女には色のついたキビ飯でも食わしておけ」という男尊女卑の思…

サワフタギ・・・じゃなっくて何?

万座ハイウェーを下っていくと、標高1,200m付近に白くおしべの長い花を円錐状に付けた低木がありました。「おや?サワフタギかな…」車を止め、カメラ片手に木に近づいてみると、どうも雰囲気が違う…他の木に巻きついて伸びるツル植物である。葉が3出複葉で…