浦倉山登山道で採ってきた野生きのこを味見



昨日の浦倉山登山道を下見した際に、山で採取した野生きのこ。昨日は味見する暇がなかったので、今日、藤岡に出かける前に味見をしてみた。野生きのこは本来、採取したその日のうちに食べるべき。冷蔵もしていなかったのでずいぶん傷んでしまった。



まずはコメツガの下に生えていたツガタケ(フウセンタケ科フウセンタケ属)。


これはうまーい! (@⌒¬⌒@)ノ


まあ、知ってましたけどね。舌触り、歯切れ、まろやかな風味…。シラビソの下に生えるオオツガタケよりもやや小ぶりだが、こちらの方が土臭さというか、松っぽい味が染み込んでいるような気がする。味の上品さはオオツガタケの方が上か。





次に食べたのはカワリハツ(ベニタケ科ベニタケ属)。このきのこは、傘の色が紫、淡紅、青、緑、オリーブ…などの色がまだら状をなし極めて変化に富む。干俣神社の境内、コナラの下にあったので種を同定した。たっぷりのバターで料理すると良いとあったが、この写真はさすがに多すぎ。でも、ややコクのある味で、やっぱりバターに合うきのこだと思った。ハツタケ科のきのこは傘が脆いので、開く前、まんじゅう型のうちに採取するのがいいと思う。





次はアワタケ(イグチ科アワタケ属)を。私は多収性のある野生きのこしか興味がなかったのだが、今年は小さな野生きのこにも目を向けたいと考えている。アワタケもその一つ。消化が悪いとされる管孔をむき取ると、ほとんど食べるところがなくなる。味はなかなか美味かった。ややぬめりのある柔らかい傘は味噌汁に合うと思う。柄はしっかりしていて歯切れが良い。




そして、興味本位で採ったヤニタケ(タコウキン科ヤニタケ属)。ごく若く柔らかいものだけが食用になるというが、この状態は全く食欲をそそらないというか、如何にも不味そうというか…とりあえず、一口噛んで見ると、


グエー、不味い (+д+)マズー


味が最悪なだけでなく、噛み切れん。


良い子のみなさん、ヤニタケは、ごくごく柔らかいものだけを調理しましょうね。マスタケを採取するときよりも、もっと若いうちが食べ頃のようです。でも、味は保証しません。


そんなことで、野生きのこのシーズンが到来しました。


ネイチャー赤木による野生きのこイベントは、
今年は9月19日(月・祭)から、本格的にスタートします。


楽しい楽しい野生きのこイベント。秋の森に宝探しに出かけましょう!


野生きのこを観て、分けて、食べてみよう!
http://ecotourism.or.jp/syokutaiken/yaseikinoko.html