北軽井沢アロマハートで野生きのこイベント(ベジタリアン向け野生きのこランチ)



今日の野生きのこイベントは、北軽井沢のアロマハートさんで実施した。アロハマートさん(柳井さん)はリビングフード協会の講師でもある。


本来、リビングフード(Living Food)の調理法は48℃以上の熱を加えずに、酵素が生きたままの食材をいただく…というものだが、野生きのこの場合はどうしても虫が入ることと、生食は中毒を起こすものが多いので、火は入れさせていただいた。但し、肉、魚、化学調味料は使わない、野菜も無農薬のものを使った、ベジタリアン対応の野生きのこ料理を作ることになった。


北軽井沢 アロマハート(リビングフード[Living Food]料理のお店)
http://www.aromaheart.com/




  


北軽井沢アロマハート集合8:00。さっそく、付近のアカマツ林へきのこ探しへ。菌輪を描いて発生したショウゲンジの株を見つけたが、4日間位遅かった模様。20本近く発生していたうち、食べごろは5本ほどだった。




  


その後、何本かのショウゲンジを獲得し、他にもいくつかの雑キノコを採取してアロマハートへ戻る。今回は足場が悪かったせいもあって、一列に並んで進んだために、きのこゲット量も少なめ。昨日採取しておいたきのこも一緒に並べて品評&同定会を行う。




  



クロハツかと期待したが、傷口が黒変しない。やや赤みを帯びたのみ。残念ながら猛毒のニセクロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)であろう。あまり食欲のそそらない色合いのきのこはフタイロニセフウセンタケ(フウセンタケ科・食毒不明)と見た。匂いもあまり好みでは無い。食べられなくて幸いかな。




  


さて、きのこ洗い開始。この作業が一番大変というか長く感じる。今日採ったショウゲンジのゴミはすぐに採れるのだが、昨日のツガタケが、地中深いところから柄が伸びてくるので泥の汚れが凄い。


今日のイベントの発起人の一人でもあるリビングフード講師の本橋さんはきのこの炊き込みご飯の準備を。昨日一晩塩こうじに浸けていた野生きのこを取り出して、




  


昆布だしと水を半々にして入れ、これを炊くだけ。おお、なんて簡単なきのこ炊き込みご飯だ。




  


本橋さんがアメリカで買ってきた調理器具でズッキーニを切る。切り口が可愛いこと。これで薄くポテトを切ればポテトチップスもできる。




  


水洗いした野生きのこをフライパンに入れると、水分が出て凄い。今日はその水分を飛ばすために野菜よりも先にフライパンに投入。次々と野生きのこ料理ができあがってきます。…よし、完成!







野生きのこのランチ・ベジタリアン仕様 ヾ(@^▽^@)ノ






  


今日の野生きのこランチのメニューは、


  • 野生きのこと有機野菜の炒め物(醤油味)
  • 野生きのことキャベツのお好み焼
  • 野生きのこの炊き込みご飯
  • 野生きのこ味噌
  • 野生きのこの味噌汁
  • オオツガタケとショウゲンジのホイル焼き
  • 有機野菜のサラダ(しいたけドレッシング)
  • カバノアナタケ


凄いメニューだ!これを食べに東京から北軽井沢に来たっていいと思いますよ!
アロマハートさんとのコラボレーションでベジタリアン向けの野生きのこ料理ができちゃいました。ちょうど良いテラスもあるし、今後、このジョイント企画を定期的に行っていこうと思います。




  


アロマハートさんのしいたけドレッシングもなかなかのお味。
今日の山では、薬用植物のチョセンゴミシがかなりあった。このチョウセンゴミシをきのこ料理で使えればとても面白いと思う。とりあえず、柳井さんと本橋さんはチョウセンゴミシ酵素作りに興味深々のご様子なので、近々取り掛かろうと思います。