今日も干俣の森林で野生きのこの発生状況を調べました



さて、野生きのこ発生状況を調査できるのもあと3日間!
急きょ依頼された16日(金)に草津でのTV取材の話は、別の人が出演することになったそうだ。今回ばかりはさすがに助かった。


今回はなんとか干俣でやりたいな〜。っていうことでまた干俣の森をうろうろ。




  


発生状況と大きさはツルタケにとてもよく似ているが、どうも色が変。しかも柄が若干、肌色かかっている。まるでカバイロツルタケとの交配種のようだ。両方食菌なので、食べてみるとするか。




  


昨日も採取したが、藪蚊が邪魔をしてきちんと調べられなく解らなかったきのこ、これはカレバハツ(ベニタケ科ベニタケ属)だった。判定のポイントは柄。白色でしわ状の縦線がある。無味無臭、食毒不明とある。せっかく旨そうなのに…




  


そしてまたもやクリフウセンタケ。昨日の森よりも今日の森の方が発生が早かったのだろうか。みんな老菌状態だ。台風で水が流れ込んだ跡があったが、そのせいだろか。




  


シロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)だと思う。但し、なぜか私はこのきのこが好きではない。
右はカワリハツだと思うが、こちらの方が私好み。どうしてだろう。




  


タマゴタケが列を作っていた。これで一品作ろうかな。
右側はお手本のようなカバイロツルタケ。タマゴタケと混ぜて料理押したっていい。




  


変なヒラタケは、恐らくイタチナミハタケ(ヒラタケ科ミミナミハタケ属)だと思う。
今日はチチタケ属のきのこが多い。しかし、このきのこは種を同定できなかった。透明っぽい乳液が出た。




  


紫色の傘の真ん中が黄色っぽい、この特徴は、ハイムラサキフウセンタケ(フウセンタケ科)なのかな?他に該当種が無い。老菌は退色するので解かりづらい。









さて、日が暮れる前にもう一か所下見を。












  


カラマツ林とミズナラ林の境界あたりを歩いてみた。タマゴタケを一つ追加で見つけたのと、このキチチタケがたくさんあった。しかし、最近のニュースではチチタケからの放射性物質検出がとても多いので、今回はチチタケ属のきのこは一切採らないようにし様と思う。


今日もたくさんの野生きのこたちと出会うことができました。明日も新しい出会いがありますように。