金澤なほみさんと桜山きづきの森へ



いつも気にかけてくださる金澤なほみさんのところに、この春に立ち上げた浅間・吾妻エコツーリズム協会のことをお話していない。妻のことも紹介していないし、金澤さんのお山で当協会として何かワークショップを開くことができないかとか、桜山きづきの森のメンバーさんとジョイントでとか、いろいろと構想を練るための前段階としても、とにかくお会いしておきたい。




  


(有)カネジンの看板、もうひとつブルーベリー販売の看板が目印。お庭にはたくさんの植物が。私と出会ってからもう10年近く経つが、当時からやっていたブルーベリーの栽培とジャム作りは今も健在。10年同じことをやり続けるのが難しい現代、なんかほっとする。お家の様子もそう変わっていない。


のんびり日記blog(金澤さんのブログ) http://www.kanejin.net/


手造りジャム工房 WELL  http://www.e-jam.info/




  


敷地内には山ほどのブルーベリー苗木。実は昨日までは藤岡市ふじまつりで、出店していたそうだ。なんと妻はたびたびふじまつりに出かけるので、入口付近でブルーベリー苗を販売している金澤さんのお顔を拝見した記憶があるそうだ。あ、金澤さんの写真を撮るのを忘れた!




  


金澤さんいわく、この付近は皆伐した後、ブルーベリーを植える予定もあったという。それでピートモスを入れて酸性土壌にした。スギナが生えているのはその名残だという。しかし実際には採石がかなり入りこんでしまい、林産物の生産は難しい状況のようだ。




  


折角なので、食べられそうな植物を採取。ノエンドウはいくつか種類があり名前も異なるがここでは草摘み料理的にノエンドウでよろし。
アザミの葉も食べられるのだが、まだこの森ではそんなに数がなさそう。動物の食べ跡が残るも今日は採取せず。




  


クズの新芽も食べられるはず…ぐわっ、なんだこの昆虫の軍団は?うへえ、気持ち悪〜ということで退散したが、この昆虫はマルカメムシといって、カメムシの中でも臭さは最強クラスのカメムシらしい。あー逃げてよかった。




  


こちらは不明植物。見たことはあるが名前が出てこない。


  


桜山きづきの森 本拠地に到着。桜山きづきの森 は、鋸谷式という優れた方法を取り入れて素人が山の手入れを楽しんでいる集まり…とのこと。メンバーは少人数だが長く活動していらっしゃる。森林インストラクター仲間の三澤望太さんもこちらのメンバーだ。


桜山きづきの森 公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/kidukinomori/


手作りの小屋、基地、ツリーハウス…。やり手の方々が集まっていらっしゃるなと思う。私達が観光客をツアーでお連れしている間、彼らはこういうことをやる時間があるということかも。




  


足元には毒草ホウチャクソウ(左)が。とても多い。食用になるアマドコロやナルコユリと間違わないようにしなくては。
ところが、その隣には山菜の王様・モミジガサが。これも類似のものがあるが、その中でも葉が艶やかなのはこれだけ。モミジガサは間違うことは少ないと思う。




    


金澤さんが増やしたいのは実の美味しいこのモミジイチゴだが、棘が凄く摘むのが大変。
ヤブツバキが結構ある。実からツバキ油を採るなんてこともできるのだろうか。




  

  


ヤブツバキによく似たチャノキ(ツバキ科ツバキ属)の新芽が出始めている。まだ茶摘みには少し早いように見えるのだが、英美子が飲んでみたいというので摘ませていただいた。新芽の先端から二枚の葉のついた部分を摘み取る「一芯二葉」、もしくは「一芯三葉」で摘み取るそうだ。小さな新芽は摘んでも摘んでも量が増えない。お茶生産者の大変さが解かる。




  


また不明種。常緑の匍匐性矮小低木。特徴のある樹だ。
こちらも不明種。斑入りいうより斑点というか…油汚れがついたみたいに見える。ホトトギス系だろうか?




  

  


帰りに、ジャム工房WELL代表の狩野正次さんグループが運営している厩舎と馬場に立ち寄った。ここもまた手作り。本当にやり手でいらっしゃる。ここの運営メンバーに岩崎健二さんご夫婦も加わっているというのだから、驚き。グループ名は「神流 馬の会」という。乗馬体験ふれあい料は、

  • 丸馬場5周 500円
  • 外周2周  500円


ぜひ、ご体験ください。




まずは、金澤さんと久しぶりに再会できて良かった!これからは、たまには桜山のお山と手作りブルーベリー村に伺います。これからもよろしくお願いします。