鍬夢庵(しゅうむあん)、岩崎健二ご夫妻の 草木染め & 藍染



京都での研修から藤岡市の家に帰ってきている。暖かくなったことだし、藤岡市でお会いしておきたい二人の人物を訪ねることにした。


まずは、下戸塚にある鍬夢庵(しゅうむあん)の岩崎健二さん。半年ほど前、インターネット上で何かのきっかけで知り合うことができた。畑での栽培活動や草木染、食体験などを通して人間教育活動を行っている人物。ぜひお近づきになりたい。


ホームページ記載の住所をインターネット検索して出発したが、全く見つけることができない。カーナビに住所を登録しなおして再検索。900m違うところを指したがその付近でも無し。迷うこと30分、地元の方に聞き込んでようやく見つけることができた。ところがなんと、後でホームページを見直してみると、きちんと地図が載っていた!行かれる方は以下を必ず印刷して持って行ってください。


夢庵の場所
http://www.its-mo.com/map/?lat=130495368&lon=500762471&lvl=16&




  

  


藍色の木馬の看板が目印。ちょうど玄関前にいらっしゃった方が岩崎健二さんだった。ついてる。

「前にメールさせていただいた嬬恋村の赤木です。」と畏まって自己紹介すると、「おや、そうでしたか。ラジオ聞いていますよ。よく来てくれましたね。」とのお返事が。あーこういう時、ラジオ出てるって得かも。仲良くなれるのが短時間で済む(笑)。お庭のサクランボをちょっと拝見してから、さっそく中へ。

昔、「人が集える場所」として建てた工房。複雑な天井部の梁等木組み以外はすべて仲間と手作りで建てた。「すぐ潰れるよ」と言われてから20年経ったがまだ大丈夫。




  


草木染の作品が飾ってある。一角は藍染の作品だけを展示。テーブルの下に敷いてあったゴールドの布は玉ねぎの皮で染めたそうだ。色がいい。他には、サボテンの実で染めたピンク色のシャツなどが飾ってあった。




  


とてもいい感じの岩崎健二さんご夫婦。工房にかけてあった鍬夢庵体験活動の理念は、


鍬を手に心を耕し命を育む

心と体を健やかにする体験活動 かけ声は「ビスタリ ビスタリ」

活動基本方針 「出来ないではなく、やってみる」




  

  


藍染の作品もよく見ると、それぞれとても個性的な色に仕上がっている。ムラ染めというのだろうか。また、洋服セットのベストのように一部分だけ染めを欠くことも可能のようだ。淡い色のマフラーも上品で良い。




  


(そんなつもりではなかったのだが)奥様からいただいたお土産の藍染手ぬぐい。お洒落すぎて使うのがもったいない。おそろいの靴下は妻のものの足裏側に素敵な模様が施されてあった。これはご夫婦のお土産にちょうど良いのではないか?




  

  


手作りのピザ焼き釜もなかなかのデザイン。
妻が、藍染体験を真剣にやりたがっている。詳しくお話を聞いていたところ、種から生えてきた苗をわけていただけることになった。奥様が畑から苗を抜き、手際良くポットに詰めてくださった。この流し台もまたお洒落なこと。私の家にもほしい。

岩崎さんの周りにあるものは、シンプルで整然としていて美しい。余計なものがない。いろんなものことに囲まれなくては生きていけない自分の生活は何なんだろうと思ってしまう。




この後、人に会う約束をしていたので、今日は嵐のように現れ去っていく状態で訪問してしまったが、草木染め、藍染体験はほんの材料代位、一人1,000円程で行っているという。6月に妻と一緒に再訪してチャレンジさせていただくお約束をした。


いや、嬬恋に蔓延っているハルザキヤマガラシの黄色い花をたくさん持って来て、ここで染めさせていただことものできるのかな。その場合、レモン色だと面白くないから、渋くくすみがかかるもう一つの素材も混ぜてもらっちゃおうかな。いろんな夢を膨らましながら、私達は鍬夢庵を後にした。




夢庵(しゅうむあん)ホームページ
http://www2.wind.ne.jp/kenjiiwa/