本白根山探勝歩道へ

翌日は、本白根山探勝歩道を登り、コマクサの大群落を見学する設定。山田さんがワタスゲを見たがっていたので、まずは弓池湿原を歩く。

ハイマツの群落で、「ほら、普通の松の葉は2本でしょ、でもここの松の葉は5本あるんですよ、ほら…」なんて言って1枚取ったら、ゲッ!6本ある!?なんじゃーコリャー!!!…もしかしたら、1本が切れちゃったから、もう1本再生した?そんなバカな?

ウスノキの新芽は、どうも頂芽がみんな枯れてしまっている。

?霜にやられた。そして代わりにそのあと側芽が成長してきた…
?秋に最後に伸びた葉が枯れて、毎年春には側芽が成長してくる仕組みになっている…

うーん、きっと2番が正解だろうな。


  


この遊歩道を登っていく途中の、オオシラビソの幹肌が気になる。なんでボコって凹っんでんの?

宮ぴょこと一緒に考察。うーん、わからん。しかし、よく見てみると、まずは枝折れ痕に剥がれそうな場所を発見。お?じゃあ枝折れ痕がこうなるの…?

しかし、関係ないところでも剥がれそうなものを発見。そして、上部の若い幹には発生していなかった。そうか、樹木の肥大成長に樹皮の成長が間に合わず、ボロリと皮が剥がれてしまうのか。しかも形成層の上で。うまくできているなあ。


  


そしてコマクサの大群落へ。山口和雄さんから購入した黎明と同じくらい濃紅色のコマクサがある。やっぱ本白根のコマクサは紅が濃いものが発生する遺伝子を持っているのだ。

さらに奥に進む。展望所でやりたいイベントがあるのだ。

展望所について、ハイ、出てきました〜。このコマクサの絵が描いてある吟遊詩人を食べて休憩するのだ。このリクエストにたっぷりの笑顔で応えてくれる山田芳子さん。ううっ、涙が…。心からありがとう。