原町祗園祭−東吾妻町のお祭り
原町の夏の風物詩、「原町祗園祭」を、初めて見に行きました。
そもそも祗園祭とは京都八坂神社の祭礼のことを言うらしいのですが、原町祗園祭は3百年ほど前から行われているそうで、旧国道沿いには八坂神社があります。
JR吾妻線・群馬原町駅前通りが歩行者天国になり、子どもが神輿を担いでいます。その後ろには、もっと大きな神輿が続いていました。
これが、八坂神社の神輿のようです。乗っている人は大宮巖皷神社の宮司さんです。大宮巖皷神社と八坂神社の関係はよくわからないのですが、八坂神社は後になって祭りの形態として伝わったもので、氏子をもった社寺ではなさそうです。お囃子が鳴り響く中、白装束を着て、行列は進みます。
あらまあ、お綺麗だこと。
子供たちが自分で口紅を塗る姿を初めて見ました…
若い女衆も見事なかぶきっぷりです。
原町の中でも、八坂神社周辺の上之町、下之町、紺屋町、新井町の四町で原町祗園祭は執り行われます。昔は担ぎ屋台がお神輿のあとに続いたそうですが、今は山車(だし)という、トラックのような大きな車輪がついた屋台が通りを運行します。提灯がたくさんかかっていたり派手に装飾がなされていたりで、見所があります。その、山車の上には子供を中心にしたメンバーで構成された「三てこ囃子」なるお囃子隊がいて、賑やかに笛や太鼓、鳴り物を鳴らしています。
しめ太鼓(3人)、大胴(1人)、鉦(2人)、笛(1〜2人)といったところです。こういう賑やかしが神輿のあとに続き、祭りを盛り上げています。
よく解らないまま、とりあえず撮影しておきました。お囃子は沼田から伝わったそうです。
お空もずいぶん暗くなってきて、この後は雹まじりのゲリラ豪雨になりましたが、いつの間にはお神輿はきちんとカバーがかけられていました。さすが神様、抜かりがありませんね!