黒斑山スノーシューガイド




今日は香港在住のS様を黒斑山冬山登山ガイドをさせていただきました。この時期ですのでアイゼンではなく、スノーシューでご案内しました。


快晴に近い晴れの日になりました。やはり大陸からお客様がお見えになると、勢いが違いますね(笑)。






  


9時過ぎに高峰高原ホテルを出発したのですが、この時間でまだ登山者はいなく、私たちが最初の登山客となりました。人気のこのコースにしては珍しいことです。
少し歩くと、昨日までの足あとがの痕跡が見えてきました。車坂峠付近は風が強いようです。




  

登山道を横切る足跡はノウサギのもの。良さげな足跡を見つけて…







綺麗に撮れました。肉球がはっきりと映っています。可愛らしいですね。




  


一つ目のピーク、車坂山です。ここからは八ヶ岳の眺望はもちろんのこと、富士山が見えます。




  


この後、急斜面を下ったり上ったりして、やがて私の好きな、このコメツガ林に来ます。隠れ家的な雰囲気が良いと思っています。この隠れ家を越えると、広いガレ地に出ます。







黒斑山が見えてきました。穏やかな山容と針葉樹林が美しい山です。




  


この上部は、しばらく鬱蒼とした深い森となります。S様も森林浴をご満喫されていらっしゃいました。




  


足元がキラキラ輝いていました。氷の結晶です。樹氷と同じようなものですが、風のないところではこんなに変わった形に成長します。樹木の枝の様です。大宇宙、自然のデザインです。




  


切り立った稜線に出ました。ここでは空中を散歩しているような気分を味わえます。




  




途中、トーミ断層の隙間から浅間山が顔を出します。そしてついに、槍ヶ鞘(やりがさや)の森を抜けると、帝王・浅間山とご対面です。







ここに初めて来た人は、いきなりこのスケールの大きさに驚かれます。地球のデベソ、浅間山です。あの火口からは地球の内部を覗けます。




  


浅間山を眺めながら、暖かいものを飲んで一息入れましょう。




  


トーミの頭への道も、昨日の積雪でアイゼンの必要はありません。
トーミの頭に登って、まずは記念写真。ハイチーズ。







トーミの頭から、眼下の湯ノ平高原を覗きます。広大なカルデラ風景です。




  


トーミの頭から黒斑山山頂までの登山道では、樹氷が入った浅間山を撮影することができます。







黒斑山山頂で、満足されたご様子のS様。以前、黒斑山登山に来たはずだったのに、なぜかたどり着けなかった思い出があり、今回のリベンジ登山を決意されたそうです。




  


下山しようとしてすぐに、S様が何かを発見されました。どうやら、黒斑山火口壁から湯気が出ているようです。岩が日光で温まったのでしょうか?不思議ですね。




  


さて、お昼時です。黒斑山山頂はあまり広くないので、私たちは別の場所で最後の浅間山観賞をすることにしました。とっておきの場所は予想通り、貸し切りとなりました。S様のレモン&ジンジャーティーを私も賞味させていただきました。体が温まりました。




  


存分に観賞をして出発。帰りは中コースをとることにしました。健康に気を使っているS様に黒斑山針葉樹林の芳香成分(フィトンチッド)をたっぷり浴びていただきたかったからです。




  


帰り道ではシラビソの樹木の香りに癒されたり、キツツキが開けた穴を観察したり。




  


開けた場所では、雪玉を作って転がしてみたりしました。どこまでも転がって行け〜




黒斑山スノーシューは、4月上旬までご案内が可能です。
皆様のお申込みをお待ち申し上げております。


黒斑山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_kurohu01/index.html




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