野生きのこを探しまくり




野生きのこの発生状況が大変よろしく無い。台風15号の後、雨が全く降っていないのだ。明日のイベントで果たして野生きのこはゲットできるのか?村中を走り回って野生きのこを探すことにした。






  


まずは干俣地域で探す。針葉樹林で若干のツガタケとミネシメジをゲットしていたら、美味しそうなシメジ系のきのこを発見。白っぽいがねずみ色、あるいは萌黄色〜薄緑色がかっていて、オシロイシメジでは無い。古いものは傘裏が黒変していた。傘裏のひだは疎らだ。この辺の特徴で同定できそうだ。持って帰ろう。




  


トリカブトのある沢に入ったが、全く発生の気配なし。ミズナラとシラカバ林で、シロヤマイグチを2本ゲット。おいおい、これだけではイベントにならんぞ。困ったなー。





しかし、浅間山の方で見事なクリタケの株を発見!


よーし、決まった。明日の野生きのこイベントはこの辺で行おう。




  


しかしその後、周囲で他のきのこを探したが、ウスヒラタケが少々と、チャナメツムタケがなんと一本のみ。うーん、やはりもっと採り置きたいな…。




そこで、これまで見覚えのあるナラタケのシロを見て歩いた。すると、地面からタカが私に向かって飛んで出てきた!頭の上をかすめ、森の奥へと消えていった。足には何かをしっかりとつかんでいた。飛び立ったと思われる場所には、野鳥の羽根が散乱していた。


私を睨みつけていたが、襲ってきたのではないのは何となくわかった。どうしたんだろう?







そうか、さっきのタカは食事中だったのか。帰ってから図鑑で調べたところ、タカはツミ、ハイタカオオタカのどれかと思ったが、飛び去る時に発した警戒の鳴き声はこれ。よって、あのタカはオオタカだったようだ。そして、哀れな捕食者となったのは残った羽からしキジバトなのだろう。


NPO法人 バードリサーチ(鳴き声を検索したサイト)
http://www.bird-research.jp/




  


帰ってから、謎のシメジを調べてみると、【「石けん臭」とも表現される独特の青臭み】という記述などから、ミネシメジ(キシメジ科キシメジ属)と同定。ひと昔前までは図鑑に食用と記されていたが、砂金はもっぱら毒きのことして扱われている。生食だと胃腸系の中毒を起こす可能性があるとか、人によっては中毒するなど。しかし6本程度なら生きて明日のイベントできるでしょう、たぶん。味見をすることにした。まずはサラダ油だけでホイル焼きにし、そのままの味を賞味してみた。ところが、うー苦まずい…




  


かなりくせのあるキノコだ。醤油、バター、塩コショウをがっつりかけてもう一回ホイル焼き。これで、野生の味がかなり緩和されたが、それでも2本以上食べられなかった。


結論。ミネシメジは美味しくないので食べることはありません。


食べると、とっても後悔するのでお止めください。