野生きのこ発生状況…ちょっとピンチ



明後日の野生きのこイベントに備えて、きのこ発生状況を視察に。干俣のミズナラ林を歩いてみた。


  


ミズナラ株の俣部分にあったきのこ。一見ヒトヨタケ科のきのこに見えるが、乾きがひどく、同定するに至らない。




  


歩きやすいミズナラ林。9日のお客様は小さなお子様がいるので、ぜひここをご案内したいのだが…。
おっ、先ほどのきのこの幼菌。ふむふむ、恐らくこればクヌギタケ(キシメジ科クヌギタケ属)だろう。一応食用とあるが、食用としての魅力に欠けるとある。他には何か無いかな?




  


ヨッシャー、クリタケ。…しかし古い。これも古い。発生時に乾燥がひどく、美味く傘が開かなかったように見える。まだこの先出てくれるかな?




  


カワムラフウセンタケ(フウセンタケ科フウセンタケ属)がぽつらぽつらと。
樹の俣部分に空き缶が…ちょうど人間の腰の高さなので、誰かが置いて行ったのか。ひどいものだが、樹木はこれも気にせず呑み込んでしまう。子孫を残すことにあまり影響が無いので無視しているのだろうか。ただし、アルミは植物にとっては良くない。




  


ホコリタケも変形している。カバイロツルタケも発生したてで、乾き枯れてしまっている。これは、森林土壌の乾燥具合は最悪だな。




  


ウスフジフウセンタケ(フウセンタケ科フウセンタケ属)もたまに見るきのこだが食欲をそそらない。食毒不明のきのこ。





最後に見たのはナヨタケ(ヒトヨタケ科ナヨタケ属)。これも食毒不明の小型きのこ。

ありゃまー困った。全然食べられるきのこが無いじゃないか!…では仕方がない。明日、また山奥に入って材料を調達してくるとしよう。