湯の丸山登山ガイド(レンゲツツジ&高山植物観賞トレッキング)



今日は神奈川県からお越しのK様を湯の丸山にご案内させていただきました。


湯ノ丸山コース1. 地蔵峠からの一周コース
http://ecotourism.or.jp/climbing_mountain/yunomaru01/index.html



  


スタートが少し遅れてしまったので、今日はリフトに乗ることにしました。レンゲツツジ満開の様子。





凄いです。山が紅一色です。



  


湯の丸山のレンゲツツジ群落が国指定の天然記念物に指定された理由は、

  1. レンゲツツジは日本の固有種で、国内各地に生育するが、この地域のレンゲツツジ群落の分布面積が他に比類ないほど広く、開花期の大群落は真紅の焔(えん)で美観は表現するのに困るほどである。
  2. 分布高度が2,000m以上に及び、中部日本のレンゲツツジの分布高度の極限にある。
  3. 地形が変化に富み、ズミ、シラカンバ、カラマツ、ヤマドリゼンマイなどの植物群落とレンゲツツジ大群落との関係が自然に保護されていて、植物生態分布上、学術価値が高い。
  4. 地域内のレンゲツツジはいずれも発育が良好で、ウラジロレンゲツツジ、稀にキレンゲツツジ等も含み(現在は消失)、特に普通のレンゲツツジの紅色の濃淡・花の数等に変異が多く、従って個体変異の研究資料として貴重である。

だそうです。



  


だから、同じレンゲツツジがたくさんあっても、ちょっとした違いを見て回るのも楽しいのです。ほら、右の写真。花弁が6枚ありますよ。



  


高山蝶の巣や、カラマツの球果などを観察。



  


ズミの白い花が、レンゲツツジの紅色をいっそう引き立てます。



  


イワカガミやコケモモなど、可憐な高山植物に癒されながら、湯の丸山山頂を目指します。





もう一息で山頂です!



  


レンゲツツジの頃の湯の丸山は本島に賑わっていますね。私たちも昼食を食べて、南峰から北峰へ行ってみました。



  


ツガザクラの花がお出迎え。



  


ヒカリゴケを探しながら岩場を登ります。



  


あれが角間渓谷です。あの向こうに真田村があって、忍者猿飛佐助がこの渓谷で修行をしたんですって(伝説)。



  


烏帽子岳に向かって降り進み、湯の丸山の西側から下山します。





うわーっ、凄い花つきが良いサラサドウダンですね!ドウダン=満天星て書く理由がよく解ります。



  


サラサドウダンも、色の変異を楽しめます。紅が強いもの、白っぽいもの…



  


モンスターのようなダケカンバの横を通って、



  


スズランを鑑賞。満開のズミの花も綺麗でしたね。



  


印象的なカラマツ大木が見守る臼窪湿原へ。



  


アマドコロの花はこれからです。



  


最後は、キンポウゲのお花畑の前で森カフェしました。K様が仰るには、自分自身は一枚のお皿が半分に割れた片割れで、この世界には、自分とピッタリと合わさるもう半分の片割れ・相棒が必ずいるんですって。全ての人が相棒を見つけられますように。ありがとうございました。気をつけてお帰りくださいませ…






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