湯の丸山トレッキングガイド



今日は神奈川県のM様グループを、湯の丸山に登山ガイドさせていただきました。


湯ノ丸山コース1. 地蔵峠からの一周コース
http://ecotourism.or.jp/climbing_mountain/yunomaru01/index.html






梅雨の晴れ間の湯ノ丸山は、レンゲツツジ開花のピークから、約5日間程経過した状況でした。条件がとても良いです。



  



時間もあったので、つつじ平でたっぷりとレンゲツツジを鑑賞しました。



    


ミヤマシロチョウの食草「メギ」、ミヤマモンキチョウの食草「クロマメノキ」などを鑑賞して、コンコン平を経由し、メインの登山道に戻りました。



  



登山道の石上で、日光浴をするヒオドシチョウ。エルタテハとの違いは、ヒオドシチョウの羽の外縁には青いラインが入りますが、エルタテハにはそれがありません。↓(参考:エルタテハとマツムシソウ)





もちろん、裏面後翅の“L”の字も、ヒオドシチョウにはありません。



      


溶岩ドームの山である湯ノ丸山は、海坊主のような形状のため、急傾斜が続きます。(とはいっても、成層火山の方が緩やかだとは一概には言えませんが!) 休憩しつつ、この山を攻めます。





これでも6月下旬、梅雨まっただ中のトレッキングのはず、でございます。当たり日でしたね。



      


湯ノ丸山の山頂付近には、イワインチンがまとまって生育しており、地元グループがイワインチンの保護増殖活動に取り組んでいます。ただし、見たところ他の高山植物も豊富にあったので、絶滅しそうな種を保護保全しようというのではなく、小群落をさらに大きな群落に!という、観光客誘致が目的のようです。





湯の丸山山頂で記念写真。周りにも結構、登山客がいます。この時期は、レンゲツツジを鑑賞がてら、有酸素運動にと山頂まで登山をする人が多いのです。



    


湯ノ丸山を越えていくようなルートをとります。一気に降りるこの道は石車にならないように注意。あれ、そういえば、お客様も仰っていましたが、どうして湯の丸山の登山道は東側の石はあまり動かないのに、西側はよく動くのでしょう。東側は登山者が多いので、踏圧によって動かないのでしょうか?


サラサドウダンは更紗灯台と書くそうですが、更紗満天星とも書きます。満天星…なんて素敵な漢字ですね。



  



鞍部では程よい木陰で昼食をとることができました。





モンスター?



ラクダのようであり、ウミウシのようであり、首長竜のようであり…


湯の丸カバラ とでも名付けることにいたしましょう。



      


変わったサルノコシカケは恐らくキコブタケ(タバコウロコタケ科キコブタケ属)だと思います。臼窪湿原への下りは、いつもの道が閉鎖していたために別の道から下りました。



    


当地ならではの変わった温泉に入りたい…とのことでしたので、小諸市浅間山荘、天狗温泉をご紹介しました。皆さまがご入浴中に、スタッフはお茶菓子の準備です。



  




レンゲツツジ鑑賞+湯の丸山登山+天狗温泉・赤湯に入浴!+とっておきスイーツ




= 笑顔 *^-^* にこっ♪




普遍の数式でございます。Mさま方、誠にありがとうございました。どうぞお気をつけてお帰りください。来年もまた、浅間・吾妻の山里花風景をご案内させていただければ幸いです。お待ち申し上げております。



湯ノ丸山コース1. 地蔵峠からの一周コース
http://ecotourism.or.jp/climbing_mountain/yunomaru01/index.html






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