森林セラピストと行く湯の丸レンゲツツジ観賞ハイキング 下見の巻
来年の「森林セラピストと行く〜」シリーズの下見です。湯の丸レンゲツツジ群落は国指定の天然記念物ですので、これを外すわけにも行きません。少しメジャー過ぎる場所の様な気もしますが、来年、一日くらいは設定しようと思っています。どのルートが森林浴セラピー的なのか検討してきました。
例によって行程記録を兼ねていますので、一般の方にとってはまどろっこしいかも知れませんので、適当に流しながらご覧ください。
まずは湯の丸スキー場第一ゲレンデに立ちます。ここをどう行くか…。とりあえず、この時点ではリフトを使うのもなんだと思い、また目前の急斜面を直進するのもどうかと思い、右に回り込むポール専用コースから登ってみることにしました。
牛がのんびり草を食べている風景は癒されます。ところが、楽なコースを選んだはずでしたが、このコースもかなり斜度があります。軽ハイキングのつもりだとうんざりしてしまうでしょう。
足元にはグンバイヅル(左)やウマノアシガタ(右)
アマドコロ(左)やシロバナノヘビイチゴ(右)など。
やっと平坦なところに出ました。楽したはずだったので結構疲れました。「森林セラピストと行く〜」シリーズでのコースは、リフトを使った方がいいでしょう。
湯の丸山登山道を100mほど歩いて、右の柵からつつじ平へ向かいます。
湯の丸山を朱色に染めるレンゲツツジ大群落です。時期は少し遅かったですが、何とか間に合いました。
この後、コンコン平といわれるところに降ります。お稲荷様の祠は最近は手入れされていません。また、キツネの巣穴ももう使われていないようです。キツネの神様はどこかに行ってしまったようです。
コンコン平から上に上りたくても、もう道がなくなっていました。一昔前まではどんなルートでも進めたのに…。藪こぎをしてようやく刈られた道に出ました。
このまま進むと森林浴セラピー的ではないので、いったん鐘分岐まで戻ります。
鐘分岐から牧柵の内側を通ってあずまやへ。この辺りから振り返っての湯の丸山とレンゲツツジもいいですね。
角間山方面もツツジがきれい。あずまやは当然占領されています。やはり、ツツジ平からこのあずまやまでは、レンゲツツジの中を通って来るのが良いでしょう。
そして、あずまやから登山道に出て、少し整った道を歩きます。鐘分岐から再度、牧柵の中に入ります。
ここからなら、コンコン平の上部までの道が、笹狩りされています。
コンコン平の一番上です。かつて高山蝶パトロールをやっていた頃、よくお弁当を食べていた場所です。ここから旧鹿沢温泉紅葉館に降りるのが、「猿飛佐助の径」です。
この場所は、数年前はレンゲツツジの隠れスポットでした。見事な株がたくさんあったのです。しかし、今は手入れ不足のため、花をつける力が失われています。牛の食圧による影響は、思っていたよりも大きいのだと改めて感じました(かつて300頭以上→現在20頭)。
古びた看板を左方向へ。そしてこの辺りからやや急斜面を降りてゆきます。笹刈りはされていたものの、かなり荒れた坂道です。スニーカーでは、無理です。
しかし悪路もやがてマシになり、斜面をジグザグに降りてゆきます。
かつての鹿澤スキー場まで来ました。ここには良いあずまやがあります。
あずまやの周りには草原もあり、ストレッチでもヨガでも何でも出来そうです。途中の悪路も、この気持の良い場所に来るために仕方なしに通ってきたのです。
足元の花はニワゼキショウ(左)とベニバナイチヤクソウ(右)。
鹿澤スキー場跡地を降り進みます。ここもカラマツがずいぶん大きくなってきました。途中、ちょっとした草原がありますが、先ほどのあずまや草原から近すぎるのでここは使わないでしょう。
牧柵を越えて、カラマツ植林地を進みます。
そのまま進むと、旧鹿沢温泉紅葉館付近の県道に出ます。最後はオオルリが出迎えてくれました。
今日は「森林セラピストと行く湯の丸レンゲツツジ観賞ハイキング」とのタイトルで実施した場合を想定しての下見でしたが、やはり最後は「猿飛佐助の径」を通って、来年新しくなる旧鹿沢温泉紅葉館のお風呂に入浴するプランにしたいと思います。縦走の方が楽しいですしね。来年、6月中〜下旬に実施いたします。ご期待くださいませ!