藤井屋政右衛門のスイーツ
今回の大宮巖皷神社のことを調べるにあたって、ひょんなことから知り合った、東吾妻町原町は老舗の菓子屋さん、藤井屋政右衛門の上原さまに『原町誌』というのを拝借しにまいりました。
藤井屋政右衛門
http://tabelog.com/gunma/A1004/A100403/10007708/
そもそも、原町とは1956年(昭和31年)に吾妻町に名前を変える前までの名前で、さらに2006年(平成18年)に吾妻町と東村が合併して現在の東吾妻町になっています。
折角なので、ちょっとここで吾妻郡の市町村の変遷を理解するために、Wikipediaにまとめてあった、吾妻郡沿革の一部ををコピぺさせてもらいました。
町村制後の沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(3町10村)
- 中之条町 ← 中之条町、西中之条村、伊勢町、青山村、市城村
- 原町 ← 原町、金井村、川戸村(現東吾妻町)
- 東村 ← 五町田村、箱島村、岡崎新田、奥田村、新巻村(現東吾妻町)
- 太田村 ← 植栗村、岩井村、小泉村、泉沢村(現東吾妻町)
- 坂上村 ← 大戸村、萩生村、本宿村、須賀尾村、大柏木村(現東吾妻町)
- 岩島村 ← 岩下村、松谷村、三島村、矢倉村、郷原村、厚田村(現東吾妻町)
- 長野原町 ← 長野原村、与喜屋村、羽根尾村、古森村、大津村、応桑村、横壁村、林村、川原畑村、川原湯村
- 嬬恋村 ← 三原村、今井村、鎌原村、門貝村、袋倉村、芦生田村、西窪村、大笹村、大前村、干俣村、田代村
- 草津村 ← 草津村、前口村(現草津町)、赤岩村、小雨村、生須村、太子村、日影村、入山村(現中之条町)
- 沢田村 ← 四万村、山田村、折田村、上沢渡村、下沢渡村(現中之条町)
- 伊参村 ← 原岩本村、五反田村、蟻川村、大道新田(現中之条町)
- 名久田村 ← 平村、横尾村、大塚村、赤坂村、栃窪村(現中之条町)
- 久賀村 ← 須川町、東峰須川村、西峰須川村、入須川村、布施村、師田村、吹路村、長井村、猿ヶ京村(現利根郡みなかみ町)
- 1896年(明治29年)
- 1900年(明治33年)7月1日 - 草津村が廃止となり、一部(大字草津・前口)に草津町が、残部(赤岩・小雨・生須・太子・日影・入山)に六合村がそれぞれ発足。(4町10村)
- 1923年(大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1955年(昭和30年)
- 1956年(昭和31年)2月1日 - 原町が吾妻町に改称。
- 2006年(平成18年)3月27日 - 吾妻町・東村が合併して東吾妻町が発足。(4町3村)
- 2010年(平成22年)3月28日 - 六合村が中之条町に編入。(4町2村)
1.中之条町 2.原町 3.東村 4.太田村 5.坂上村 6.岩島村 7.長野原町 8.嬬恋村 9.草津村 10.沢田村 11.伊参村 12.名久田村 13.久賀村 (紫:吾妻町 桃:みなかみ町 赤:中之条町 橙:草津町 青:合併なし。+は高山村)
なるほど、よく解りました。原町誌=吾妻町誌なわけであります。
お店には上原政則さんがいらっしゃらなく、お母様の安子さまがいらっしゃり、原町誌をお貸しくださいました。お菓子屋さんなだけにお貸しくださった…なんちゃって。
この安子さまが大の歴史神社仏閣等お詳しい方で、わずかな時間でしたがいろいろとお話しを聞かせてくださいました。今年はなんと伊勢神宮が20年に一度の遷宮の年で、それに出雲大社の60年ぶりに遷宮をするのでダブル遷宮の年であり、もの凄くエネルギーが高まる年なのだそうです。
調べてみると、伊勢神宮の遷宮では「金座」にお引越しなさるそうで、この2013年は波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」になるとも言われているそうです。前回の金座の時はバブル景気の時代ともされ、経済界でも注目されているそうです。
一方、出雲大社の遷宮では、縁結びを司る大国主大神が新殿に遷宮されるので、御神威も甦るとされ、ご縁を結ぶ力が増すといわれているそうです。特に、縁結びに必死な婚活女子などが、その儀式が行われる今年の5月10日に注目し、なんとかこの縁結びパワーにすがろうとしていた…そうなのです!
げ、私の入籍とほぼ同時期…。私の御縁は、神仏の加護によるものだったのかも知れません。
上原様、いい話を教えてくださり誠にありがとうございました。
店内には、お義母さんが作った人形が飾られてありました。
そして地域のことをしっかりとアピールし応援する姿勢は店内の掲示物などにも表れています。
この土偶は、昭和20年(1945)東吾妻町郷原の駅付近から発見され、昭和40年に国指定重要文化財となりました。
ハート型土偶は、高さ31.3?で土偶としては大型であり、縄文時代後期、およそ4000年前につくられました。
ハート型の顔に丸い目と大きな鼻があり、手足や胸の部分は抽象化されています。
縄文人は土偶を信仰の対象とし、狩猟などで豊な食べ物が得られるように願ったり、病気や怪我などの平癒を祈願していたと思われます。
現在、東京国立博物館(上野公園所在)に展示されています。
で、そのハート型土偶からヒントを得た当地スイーツ、上州吾妻銘菓『時空をこえたラブレター』を開発。こちらは最中、クッキー、チョコ、十穀米、和と洋の組み合わせで様々な食感を味わえます!!とのこと。一個136円。
お借りした『原町誌』。凄いボリュームです。定価16000円とあります。私も一冊ほしい…
銘菓『時空をこえたラブレター』。一見、表側がクッキーで裏側がもなか。うーん、私は和菓子は嫌いなのでもなかはちょっと…と思いながらパクリ。お味の方は…
ウマーイ! 時空を超えた☆ (*゚∀゚)σ
もなかが嫌いな私でも、思わずガッツいてしまいました。和と洋菓子がそれぞれの美味しさ、持ち味を生かしつつ上手にハーモニーしています。いろんな味がしましたが、決してうるさすぎていません。
浅間・吾妻のエコツアーで休憩時間に食べるおやつはこれに決まりでしょ!