草津国際スキー場 氷谷コース(氷室) スノーシュー研修会
浅間・吾妻エコツーリズム協会の、スノーシュー研修会です。今日は元々は草津レクリエーションの森で実施する予定でしたが、今年は雪が少なく、アスファルトが露出しているところもあるそうなので、急遽、草津国際スキー場で草津スキースクールがスノーシューコースとしてご案内している氷谷コース(氷室)で実施しました。
かつてのジャンプ台のアウトラン(減速区間)を横切ります。氷谷コースに入った途端にあったのがこのうんち。イタチ科の動物のように見えます。
リスのように小さなウサギの足跡。右の足跡はよく解りません。これはいったい…?
調査隊が乗り出しました。どうやら奥には岩陰があります。あそこでじっとしているのかも。驚かさないように、そーっと先に進みましょうか
氷谷は進めば進むほど寒くなってきます。樹氷も見られるほどになってきました。
ぷうーっと。シャボン玉遊び。
やりだすと止まらない、シャボン玉遊び。子どもより大人の方が楽しんじゃうかもです。
笹の株を囲んで、笹をデコレーションしてあげました。氷谷ではあまりに寒いために、シャボン玉が凍ってしまうのです?!
凍ったシャボン玉を素手で触れると、手の熱でシューっと解けていきます。不思議な感じです。
きれいに成長した氷の結晶。そして氷谷の終点まで来ました。
この氷谷の行き止まりにあるのが、氷室の洞穴です。
氷室のふるまいとは...
昔、湯宿の主人たちは白根山の溶岩流の谷、
氷室の洞穴の中の万年氷をとりだし、
その氷に石楠花の花を添え、湯治客の食膳に供し、無病息災を祈念しました。
この古き優雅な風習を今に伝えています。
気のせいか、どうもこの穴には霊気が漂っている様な気がします。神秘的というか、異次元的というか…どうも、入室する気にはなれませんでした。神域だったのかもしれません。
そして不思議なことに、この氷室を定点カメラがとらえています。“新潟大・災害研”とありますが、災害とどう関係あるのでしょうか?
さらに干川さんが見に行ったのは、付近の樹木に取り付けられている不思議な機器。昆虫を退治する危機に似ているそうですが、何の機器なのかよく解りません。
干川さんが谷の上を指差しました。熊棚です。
ここも、宿からはそんなに離れてはいません。温泉街や旅館・ホテル群のすぐ近くにツキノワグマが生息しているのも草津温泉の特徴といえます。
その後はゆっくりと帰りながら自然観察&意見交換。左の実はサラサドウダンです。花は下向きにつくのですが、実は上向きにつきます。下向きだと種が自分の近くに一気にばら撒かれてしまいますが、上向きだと強い風の日に飛散し、遠くまで運んでもらうことができます。植物の知恵ですね。
さて、浅間・吾妻一帯、そして草津も同様に林床は笹で覆われています。この笹を使って楽しめないものかと、私から提案しました。不格好ですが人の形に切ってみました。
佐々木さんと蝦名さんも何か切ってみることにしました。
蝦名さんの切り笹、雪の結晶。
下の笹に映った陰絵がきれいです。
大嶋さんが子どもの頃に笹で遊んだことを紹介してくれました。一つは笹飴。そしてもう一つは笹を数枚使ってのバラ作りです。みんなが集まるといろいろと案が出てきますね。
皆さん研修会お疲れさまでした。
では、次の研修会第二部「嬬恋の郷土料理を作って食べる」会場レッツゴー!