スノーシューガイド研修会 - 草津温泉-1 を実施
スノーシューガイド研修会 - 草津温泉-1
http://ecotourism.or.jp/training/ssg-tr-kusatsu01.html
当日の様子をレポートします。
まずはスノーシュー入門者向けとしている、草津森の癒し歩道ロイヤルコースからです。
草津レクの森で自然観察スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_rec01/index.html
整った樹形のサワラの大木。キツツキによる穴が開いています。
このカラマツは樹にこすられて痛々しいですね。カエデの枝の方が丈夫なのでしょうか? 現代の野鳥の巣にはどうしてもビニールが入ってきます。
こちらはヒノキの樹形。サワラとは、葉の量が違いますね。樹皮のよく似たコシアブラとホオノキ。細部の違いをチェックします。
ここ数年、密着していたカラマツとコシアブラの合体木は、この冬に離縁したようです。風が吹くとギシギシと音を立てます。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
さて、ここからは、谷沢川の姫カツラ巨木に会いに行く別のコースを下見研修します。
草津のカツラ巨木に会いにいく、プチ・アドベンチャー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_himekatsura01/index.html
ロイヤルコースから谷沢川に降りる場所を探します。なかなかいいところがありませんね…
仕方がないので、木の生えていない沢を尻すべりで降りることにしました。
谷沢川を上ります。ツキノワグマが大好きなウワミズザクラの実を食べに登った痕です。
よく似た樹皮の木、リョウブとナツツバキの違いを確認。
谷沢川の合体木はなおも健在。こちらは押してもびくともしません。カツラ巨木への道は雪がないところもあります。
谷沢の姫カツラに到着です。
来た甲斐がある、巨木です。
近くには地熱があるような場所や、カモシカの寝床のようなところもあります。
今年の冬は、重機が入って仕事をしていて、かなり木が伐られています。まさか姫カツラが伐られることはないと思いますが、見に来られなくならないか心配です。
樹がなくなり、アドベンチャーコースもずいぶん楽になりました。それでも岩場なのでこんな穴があることも!要注意です。
氷が硫黄色に染まった谷沢川を渡ります。
木が伐られたことで、対岸の地層が見やすくなりました。55万年前の太子火砕流地層がよく見えます。
降りるとき、ここから降りればもっとアドベンチャーになりそう…
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
最後に、夏の登山コースとして設定している、嫗仙の滝とカツラ・トチノキ巨木めぐりコースを下見研修します。
嫗仙の滝とカツラ・トチノキ巨木めぐりコース
http://ecotourism.or.jp/climbing_mountain/kusatsuon05/index.html
林野庁 森の巨人たち100選に選定されている「嫗仙の滝のカツラ」は雄木で、先ほどの姫カツラは雌木です。なので、本来はセットでご案内したいわけです。
冬にこのコースを歩く人はあまりいません。滝の写真を撮る方が来るくらいです。
最初は非常に歩きやすい、なだらかな道です。
あずまやを利用するほどは疲れません。
登山道は次第に狭く、崖も急になってきます。
樹木の合間から見える集落は中之条町(旧六合村)の生須集落です。このあたりは草津でも最も標高が低い、町境なのです。
新鮮なカモシカの足跡。急崖をジグザクに降りて行きます。
この辺りは、スノーシューの刃を痛めてしまうほど雪が少ないです。南斜面で解けてしまうのでしょう。
嫗仙の滝が一瞬見えます。
この先に、コナラの名木が一本ありますが、この奥の樹木たちから比べると選定するほどの樹ではないように思えてしまいます。
小雨川の川床に着きました。目の前が「嫗仙の滝」です。
女性的な形状の「嫗仙の滝」。草津町の名滝です。水は静かに流れ落ちています。
氷瀑らしきものは、あまりないですね…。よく冷えた日の、朝方早く来たらもう少し凍っているそうです。
この先の巨木に行くには、小雨川を渡ります。
嫗仙の滝のトチノキ巨木です。以前はこの樹の上に登って記念撮影ができたのですが、近年、ロープが張られてしまって触れなくなってしまいました。
その先にあるのが今日の目的地です。
これが、「嫗仙の滝のカツラ」です。幹回り670cm、樹高35m、樹齢300〜400年と考えられています。
見上げればこんな感じ。上は見えません。
私は、少し崖の上に登ったところから見るのが一番好きです。
嫗仙の滝付近は、探せば他にも巨木があるかもしれません。しかし今日はもう16時。日が沈む前に我々は帰るとしましょう。皆さん、お疲れ様でした。