チョウセンゴミシソース、ついに完成!
先日、特製ソース作りに挑戦し、最悪のタレを作ってしまった素材、チョウセンゴミシ。しかしこのような人類の有用植物を私が見逃してはならない。浅間山麓に自生し、古くから地域住民の滋養強壮・精力増強に貢献してきたチョウセンゴミシ。必ずやこの食材をものにする。
先日の失敗から3日間、考えに考えたところ、あの酸味は「梅」では無い。実は「アセロラ」だったのだ。
アセロラフルーツソースに置き換えてみる。そう、チョウセンゴミシフルーツソースなら、絶対にイケる。だってこの食材はジャムになるのだから。
【昨日のこと】
山ほど採ってきたはずのチョウセンゴミシだったが、人に差し上げたり試し調理で使ったりで、もう1.2キロ程になってしまっていた。ガーン。とりあえず、1キロだけはジャム&料理用に、残りはお茶用に乾燥させることにした。
ジャムの方はヤマブドウのジャムを作る時と同じ方法。チョウセンゴミシの半分の量の砂糖を足して一晩置く。
【ここから本日】
一晩以上経過し、いよいよチョウセンゴミシジャムというか、砂糖を足した濃縮果汁エキスを作る。砂糖の効果でもうかなり皮から果汁が出てきているようだ。
これを火にかける。約20分間。いい感じにグツグツしてきます。
入れる容器や使う調理器具も煮沸消毒。今回ばかりは丁寧に。これを濾して、
できました!チョウセンゴミシのジャムです☆
熱々のところを味見。あらま、全然美味しいジャムになっちゃった。もっと癖があると思ったけれども。までも、パンにつけて食べてみないとジャムは解かりませんからね。
しかし、まだまだエキスが残っていますので、その分はチョウセンゴミシジュースとして取り出します。搾りかすを鍋に戻し、水を足して煮ます。
こちらは10分程度でオーケー。もう一度濾して、
はい、チョウセンゴミシジュースのできあがり☆
飲んでみたが、うーん酸っぱい☆ でも蜂蜜を入れると美味しいジュースになりそうです。夏には氷を浮かべてのみたいですねえ。
これでできた搾りかすはさすがに捨てていいと思います。
…それにしても、ヤマブドウのジャムと同じ手順で作ったのですが、チョウセンゴミシはあまり粘りが出ませんね。洗った時に出た水分をしっかり切っていなかったので、水っぽいのも理由の一つでしょう。
さて、これからが今日の目的、核心に入っていきます。チョウセンゴミシを料理に使うのです。
まず、塩コショウした鶏肉(今回は胸肉半身)を焼いて、取り出します。フライパンに着いている油を拭き取り、チョウセンゴミシジュースの方を100㏄プライパンに投入。赤ワイン大さじ2杯分を入れて、アルコールを飛ばします。
醤油10㏄を加え、塩コショウで味を見たところ、チョウセンゴミシの味が足りません。ここで、やっぱりジュースの方では無く、本来のチョウセンゴミシ濃縮果汁(ジャム)の方を10㏄くらい足しました。アセロラレシピの場合は砂糖も入れるようですが、この果汁には砂糖がたっぷり入っているので必要ありません。最後にバターを8g程入れました。
千切りキャベツを盛り、その上に鶏肉を乗せて、そこに特製チョウセンゴミシソースをたっぷりかけます。
できました! チョウセンゴミシソースdeチキン です。
ソースの色の美しいこと。
では、いただきます。お味の方は…
でました!絶品料理☆
o(・∇・o)(o・∇・)o 旨いウマーイ♪
正直、これはかなり旨いです。本当に。このブログ見られたら浅間山麓のチョウセンゴミシは付近のペンションオーナーに採りつくされるかもしれません。しかしこの地域の有用植物を生かした料理を黙っていることはできませんでした。悪しからず。でも皆さん、乱獲はやめましょうね。あと採っちゃいけない場所でも。
ところで、乾燥させている方はなかなか乾燥しませんねー。果物の皮は乾燥を防止するためについている様なものですからね。いつまでかかることやら。