おちょんきねっとのお料理教室 に参加
松本もとみさんや久保八百子さんらが運営しているおちょんきねっと。久保さんは立ち上げた初代会長で、「農山漁村女性・シニア活動表彰」の《女性地域社会参画部門》で2011年度に最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞しています。
今日はその功績を讃える記事ではなく、おちょんきねっとさん主催のお料理教室に、参加させていただいた内容をレポートします。というか参加費1,000円で手料理をたらふく食べられるなんて、独り者の私にとって超絶にありがたい。しかも特産品のキャベツ料理だなんて、地域レポーターの私にとって絶好の取材材料なのであります。
場所は田代コミュニティセンター。つまり田代公民館です。今日使うキャベツが置いてありました。当たり前なのですが、今日使うキャベツは地元農家の皆さんが倉庫で保存していたものです。だから凍みています。スーパーで売っているものとは違います。
今日のキャベツ料理の紹介と作り方を、ご担当の姉さん方が説明します。おちょんきねっと会員様方の中で、各自が考案したキャベツメニューを持ち寄って、今日の料理教室を開催しているのです。
こちらはキャベツのミートソース。
キャベツのミートソース 5人分
【材料】
【作り方】
なるほど、これがペンネですか。少し形の違う、アグレッシブなマカロニでは無いのですね。あれ、食感もマカロニよりもより歯ごたえがある。よりパスタに近いような気がします。
お次はフライパンで焼けるピザです。これは私たちの野外料理で活用できそう。
フライパンで焼けるピザ2種
〈生地〉
【生地の材料】
- 強力粉 60g
- 薄力粉 60g
- イースト 2g
- 砂糖 3g
- 塩 1.5g
- オリーブ油 3g
- 水(ゆるま湯) 72cc
【生地の作り方】
- 強力粉・薄力粉・イースト・砂糖・塩を合わせる。
- オリーブ油・水を入れこねる。
- こね終わったら、2つに分け、丸める。
- 濡れ布きんをかけ、20分発酵させる。
〈トッピング〉
【トッピングの材料(A)】
- しらす 30〜40g
- ねぎ 1/2本
- えのき 1/4株
- ピザ用チーズ 50g
- マヨネーズ 大3
- 味噌 小1/3〜1/2
- オリーブ油 大1
【トッピングの材料(B)】
- ミニトマト 12個
- 玉ねぎ 1/4個
- ピーマン 1個
- ベーコン 4枚
- ピザ用チーズ 50g
- ピザソース 大3
- オリーブ油 大1
【ピザの作り方】
- フライパンの大きさに生地をのばす。
- 中火で熱したフライパンにオリーブ油 大1/2を入れ生地を焼く。
- 膨らんだところを押さえながら2分くらい焼く。
- 裏返し、オリーブ油 大1/2をまわりから入れ、火を止める。
- マヨネーズ・味噌を混ぜたものを塗り、しらす、ねぎ、えのきを散らし、チーズをのせる。
- 蓋をして、弱火で4〜5分蒸し焼きにする。
※Bも同様に焼く
しらすのピザ、美味〜い σ(゚〜゚)
あれ?キャベツとは関係ないんですね…まあいいですが。
次はみかんのプリン。丁寧にやると時間がかかりますが、テキトーでも美味しくできそうな気がします。
みかんプリン
【材料】
(6個分の場合)
〈プリン〉
- みかん果汁 50ml(3個分)
- 砂糖 40g
- 卵 2個
- 牛乳 200ml
〈ソース〉
- みかん 2個
- 砂糖 大2
(8個分の場合)
〈プリン〉
- みかん果汁 75ml
- 砂糖 60g
- 卵 3個
- 牛乳 300ml
〈ソース〉
- みかん 3個
- 砂糖 大3
【作り方】
- プリン用のみかんを横半分に切る。ボウルの上にざるを重ね。みかんをしぼる。残ったみかんの果肉は、ソースにする。
- 1.のみかんの果汁に砂糖を加え、泡立て器でよく混ぜて砂糖を溶かす。
- 別のボウルに卵を割り入れ泡立て器でよく混ぜ、牛乳を加えてさらによく混ぜ、2.のみかん果汁を混ぜながら加える。
- 3.をこし器で2回こしてプリン型に注ぐ。
- 4.のプリン型を沸騰した蒸し器に入れて少し蓋をずらし、弱火で30分ほど蒸す。その時蓋から水滴が落ちないように布きんをする。
- 火を止めて蓋を閉じ、10分ほど置き、粗熱がとれたら、2時間くらい冷やす。
- ソースは、みかんの薄皮をむき、ボウルに入れ砂糖を混ぜる。
写真を撮り忘れましたが、今日のレシピはもう一品、キャベツとツナのクリームスープがありました。
キャベツとツナのクリームスープ 4人分
【材料】
【作り方】
- 鍋にバター大2を溶かし、ツナ缶の汁をきって入れ、中火で炒める。
- ざく切りにしたキャベツを加え、炒め合わせる。
- キャベツがしんなりしたら、小麦粉を入れ炒める。
- 牛乳、コンソメを加え、混ぜながら中火で温め、塩コショウで味を整える。
- 食べる時に、お好みで黒胡椒をふる。
白菜とリンゴのお漬物は、会員さんの手作りで持ってきてくれたものです。私は世間知らずなので、こういう家庭での実際の料理を拝見し試食させていただけることはありがたいことです。
花豆のケーキや、いくらでもご飯がススム野沢菜。さすがは農家の奥様達。世の男どもよ。こんなにためになる教室は無いぞよ?
「おちょんきねっと」の"ちょんき"は「なまいき」「出しゃばり」を意味する嬬恋村の方言です。女性が何かをしようとするとすぐに「ちょんきめ!」と言われてしまうので、社会活動するにあたって、自らちょんきを名乗って「おちょんきねっと」にしました。だからこの会の方々はよく話しますし主張します。イベントに参加してみると農家のお話をいろいろと聞くことができます。写真は現会長の松本もとみさん。キャベツ型料理ウオーマー?の威力についてお話し中です。
それにしても、ありがたいイベントでした。来年もぜひ参加させてくださいませ。