種から植えたじゃがいも −クロコプロジェクト−

今日は、種から植えたじゃがいもの収穫を行った。参加者は土屋会長、住田さん、大島さん、伊藤さん、黒岩初男さん、と私の6人。

種芋から植えたじゃがいもよりも1ヶ月以上遅れて地上部が枯れ、芋ができた。小さな芋なので掘るのに苦労した。当日の状況を紹介します。


  


この芋の種は、種苗センターの米村信農場長にお分けいただいたものだが、出てきたじゃがいもの色が違いすぎる!?

うーん、同じ種類とはとても思えない…。これはきっと、数種類が混じったものだろう。今度、その種類を聞いておかないと…。

芋の形も凄い形だ。元々の野生種の芋はこういうものなのか?それともマルチングのまま土寄せをしなかったからこうなったのだろうか。

※11月12日、米村様に問い合わせたところ、種の品種は「キタアカリ」でした。種から育てると、このように、種類が違うかのようにばらついた芋ができるそうです。当然、種は実からでき、実は花からできます。その花の受粉の際に昆虫が周囲にあるじゃがいもの花粉を運んでくることがあったりするため…のようです。また、変わったじゃがいもの形は、土寄せをすると、もっと良い形のじゃがいもができるそうです。


  


赤いの、黄色いの、そして緑色のがある…が、緑色のはただ単に土寄せをしていなかったので、日光があたりソラニンが形成されたのだろう。

量としては買い物かご一杯分も取れなかったけど、面白かった。いい経験をさせてもらった。

40株ほど植えた内、一株だけが実がついた。これからもう一度来年、実生じゃがいもに挑戦したいと思っている。


  


茂さんの畑にはこの時期、土壌改良に炭をばら撒き、一緒に耕すのだという。

さて、今日は読売新聞の田島記者がクロコプロジェクトの様子を取材に来てくださっている。ふりーたいむ管理棟で、これまでのこと、これからのことをお話させていただいた。

茂さんがクロコを数種類出した。クロコは各家庭によりでんぷんの残り具合が異なる。よって、黒さ白さも変わってしまうのだ。左が茂さんのお母さんが作った(没後13年)もの、真ん中が海野さんのもの、右が黒岩時子さんのもの。これは良いサンプルだわ。


  


会長が言うには、豆腐のオカラ部分であるクロコ、そしてデンプンをさらに精製する際に取れるクロコを、別に考える必要があるという。うーん、確かにそうだ。ちょっと混乱が激しいから、名前変えたほうがいいんじゃないかなあ。真ん中の写真の黒っぽく濁った部分が、デンプンのクロコだそうだ。

会員が好き勝手にクロコへの思いを語る中、よく田島さんはお付き合いくださったと思う。そして、11月7日の読売新聞朝刊に、大きく載せてくださった。大変ありがたいことだ。