ホオノキの種

万座の桜沢林道にホオノキを見ている。あそこは標高1,700m。だから、万座でもホオノキは十分育つはずだ。ホオノキは葉が大きく、大きな日陰を作ってくれる。日陰の無い万座山草園にホオノキを種から育てることができたら…と勝手に考えているわけだ。

表万座付近から拾ってきたホオノキの実。数日間乾燥させて様子を見てみると、種の入っている袋はみんな開いて種が飛び出しそうになっていた。閉じているところには、こじ開けても種は入っていなかった。無駄なエネルギーは使わないってことか。よくできているなあ。


  


ホオノキの種は朱色−オレンジ色に見えるが、これは仮種皮という果肉のようなものがついているため。これをむくと、種が現れる。いきなり種じゃあ、裸子植物になっちゃうからね。

この仮種皮には、発芽抑制物質が含まれているかもしれない…。せっかくのなので、70粒ずつ分けて、片方だけむいてみる事にした。これをどちらか解るように植えてみて、発芽率を調べてみようと思う。さて、うまくいくかどうか…?