愛宕山/オルガンロック下見



軽井沢での朝仕事の後、可能な限り軽井沢の下見に励むつもりでいます。今日はオルガンロック/愛宕山を探検してきました。



  


愛宕山に行くには旧軽井沢銀座通りを上り、結婚式場クリークガーデン手前を左に曲がり、別荘地の中を通って行きます。



  


道を間違わなければ、やがて「愛宕神社参道」の看板が現れます。道中、非常に廃れた別荘も見受けられます。この辺は車で来るのが渋滞に巻き込まれる等で面倒なので、相続しても放置してしまったかもしれません。しかし明治43年(1910)8月9日〜11日の大雨大洪水での矢ヶ崎川氾濫で痛い目に会った軽井沢町住民は高い場所に別荘を建てることになった、と聞きます。古い時代はこの愛宕山付近は賑わっていたのです。



  


階段、坂道を延々と登りますが、それでも別荘地は続いていました。



  


最後は別荘もなくなり、自然歩道の参道だけとなります。この暑さでは、夏に愛宕山エコツアー企画しても坂道登るのキツイですね。



  


(暑いので)いい加減に飽きた頃、愛宕神社に到着します。こじんまりとした社殿でした。



  


古峰神社は解りませんでしたが、浅間神社の石祠は確認できました。





その隣に、オルガンロックはありました。パイプオルガンの、並んでいるパイプの姿に見立てたのでしょうね。鍵盤ならピアノにしても良かったはずです。



  


玄武岩の柱状節理だそうです。玄武岩はSiO2が45 - 52%程度で、それ以上だと安山岩、その上はデイサイト、流紋岩となってきますが、成分はどこの機関が調べたのかな? 浅間火山由来の溶岩ドームでは無いとすれば、碓氷火山列の一部だと考えられますが、どちらにせよ安山岩〜デイサイトが主成分だったはずです。



  


それはそれとして、左回りに自然歩道を歩いてみました。樹木が倒れていたりで道は荒れています。



  


フシグロセンノウがきれい。やがて突き当たりとなり、小さなオルガンロックがありました。




その手前左側に、金刀比羅大明神と書いてある石碑があります。これも明治43年の水害に関係があり、水の神様である金比羅大明神様を奉っているのだそうです。



  


先に進む道が無いので、愛宕山山頂を目指して登ってみました。



  


すると、何と山頂にも三笠成田山神社という神社がありました。こちらの方が愛宕神社よりもきれいです。



  


中里藤雄さんという方の銅像があり、「皇太子徳仁親王殿下お手植えの松」があってちょっとビックリ。こんなに荒廃してしまっていいんだろうか?



  


カモシカにはそんなことはお構いなし。三笠成田山神社の参道石段を下ります。


  


石段の下が広くなっていて駐車できそう。この辺には各テレビ局の電波塔もあります。



  


近くの尾根からオルガンロック方面に進んでみます。



  


カンが当たってオルガンロック上部へ。古いロープが掛けられていて、やはり上に登る(私のような)バカは昔からいるのだなと…。おや、この岩、横方向にも亀裂が入っていますね。板状節理も発達しているようです。うーむ、古くなると板状節理が発達し、鉄平石になるのも多いのかな?





木々の合間から見える旧軽井沢新軽井沢の風景、これはとっておきかも。



  


オルガンロック下に降りて、今度は自然歩道を右回りに歩いてみました。



  


ところが、この道は上に登る道ではなく、三笠成田山神社に行く車道に出ただけでした。


うーむ、総合的に見て、旧軽井沢から出発する愛宕神社/オルガンロックを訪ねるエコツアーというのは、始めのうち延々と続く別荘地風景が退屈になってしまうかな、と思いました。しかし車で三笠成田山神社の駐車場まで登ってしまい、愛宕山山頂付近探検エコツアーとしてなら、かなり面白くなりそうです。そのためには、愛宕山の北側地形をもう少し、調査した方が良さそうです。






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