万座温泉から朝日山−ぼうず山周回スノーシュー



今年は草津白根山の湯釜火口の火山活動が活発となっており、


草津温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_yugama01/index.html


万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html


の、人気スノーシューコースの予約を承れない状況になっています。草津温泉からは本白根山登山コースが、規制がかかっている湯釜火口の半径1kmから外れているので、


本白根山とお釜めぐり スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html


をご案内できますが、万座温泉から山に登るコースの設定がほしいところ…という訳で、万座温泉から白根山地蔵岳と並んでよく見える、ぼうず山への周回コースを検討することにしました。



  


万座温泉湯畑、昔の湯治場日進館があったところです。強烈な硫黄臭が漂っています。



  


熊四郎山遊歩道の橋を渡ると、湯畑を上から眺めることができます。スノーシューをやる方の中には、この位置から転がり落ちて万座川底や湯畑に落下する人程どんくさい人は、さすがにいないと思います。



  


縄文土器修験道の石礫経が出土した、万座温泉で最も古い宿「熊四郎岩窟」。万座温泉象徴の山・熊四郎山と共に健在です。



  


このあずまやは景色が良いですが何か落ち着きません。周囲から丸見え過ぎるのでしょう。さて、ここは往路で使うつもりはなく、復路で使う予定です。硫化水素ガスが発生しているエリアですので、気になって先に様子を見に来ました。きちんと案内すれば危なくはありません。



  


本来の予定ルートは、この群馬県最大のゴヨウマツを鑑賞していくコース、と考えています。動物の足跡がすごいですね!



  


今日は朝日山に向かって左側のゲレンデの、さらに左側の森を登ってみます。お、予想通りゆったりとした、いい森です。



  


樹木間の距離が非常に適度です。滑って降りても気持ちよさそうです。



  


おや、リスまで出てきましたね。固まっていますが(#^^#)。



  


尾根状の地形は山頂までは続いておらず、途中で森を出てゲレンデを歩きます。





白馬三山とい万座山。この景色、とても好きでした。



  


国道292号線を歩いてゆきます。ここの吹き溜まりもすごいこと!



  


今日の目的地、「ぼうず山」が見えます。「ぼうず山」は私にとっては「おばけクジラ」であり、荒ぶる「万座の神」であります。万座に不謹慎が意識が飽和してくると、荒ぶる神は災いをもたらします。万座の皆さん、覚えていますか?





白根山地蔵岳に向かって進む国道292号線



  


万座の三叉路。今年の春は開通できるのでしょうか…。



  


山田峠の手前、白根山に関する看板の手前で左のぼうず山に登りだします。





4月下旬には除雪され開通し、10数メートルの「雪の回廊」として名所となる山田峠付近。まだまだ雪は積もりそうです。



  


どんどん登ります。緩やかな丘状地形です。



  


大きな大きな真っ白い丘を登っていきます。





山頂付近、シュカブラの見事なこと!歩いて崩すのがもったいありません。



  


逆側から見るとこんな感じ。波のようです。万座から見て良く目立つ樹はこれです。樹冠は枯れていました。





ぼうず山丘の最奥まで来ました。上越の方まで見えています。



  


霞んでいますがあれは間違いなく日本海です。浅間山の眺めも白根山からと変わりありません。



  


ぼうず山の標高は2,130m足らず位。白根山地蔵岳が2,160mですから、わずか30mしか違いません。





高山村、白根沢と松川方面です。渓谷美で知られる松川渓谷、やはり違いますね。



  


おや、オコジョの足跡かな? さて、気になるのはこっち、熊四郎山へと続く尾根道は通れるかな?



  


いやいや、この雪庇の発達ぶり、そして急崖。歩く山ではなく、見る山のようですね。



  


ここが、2001.9.10、米ニューヨーク同時多発テロの前日に万座を襲った土石なだれの発生地点です。万座の神が怒り、ぼうず山がそれに応えたときでした。





降りるのはこの尾根です。間違えちゃあいけません。





そして、ここがバックカントリー達にはたまらない一枚バーンです。ちょっと傾いていますけど…



  


この尾根は、ハイマツで覆われています。



  


ここから見る熊四郎尾根。あそこはどうか渡らないでください。



  


そして左の沢も入ってはいけません。川床が見えています。あそこは硫化水素が流れています。



  


左に行きそうになるのを修正して、このゆったりとした針葉樹林に出れば、正解です。





うわっ、すごい大きなお顔ですね! 初めまして、こんにちは。 いやお久しぶりですね、かな? これからたまには人を連れてこれるかもです!



  


右にも左にも寄らないように、尾根をまっすぐ降り進みます。



  


左に行くと硫化水素の万座川が待っています。



  


この吹き溜まりはいい目印になります。ここに降りてくると、熊四郎山のふもとに出ます。





わわわ、不思議な雲と太陽です。何かが起こりそうな予感…



  


あの巨石の下にも、何か発掘されそうな気がします。帰りで橋を渡っても、危なくはありませんでした。



  


最後は万座薬師堂で旅の無事と出会いに感謝を申し上げてくださいね!カエル神様、かわいいでしょ?


そんな訳で、新コースを公開いたします。万座からぼうず山山頂を目指しながら周回するコース、おススメですよ!


万座温泉から朝日山−ぼうず山 周回スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_bozuyama01/index.html






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