万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシューガイド
今日は東京都のN様ご夫妻を万座温泉から白根山湯釜と白根山地蔵岳にスノーシューでご案内させていただきました。ご宿泊は万座温泉の旅館万座亭様です。
万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html
奥様は大の動物好き。今日はどんな動物に会えるかな…キツネ、テン、ウサギ…ほら、その動物たちの足跡がみんなここにありますよ。動物交差点ですね。
右の、雪の上に凸状のものが点々と続く跡…これも、足跡です。風で雪面が侵食される際に、踏み固められた部分が残ったのでしょうね。
神々の森への入口です。五つ又の幹が五本指のようでしょう。
ノウサギのうんちとおしっこです。春になってくると繁殖期が近づくために、メスのおしっこが赤くなってくる…と、昔、自然ガイドの先輩に教わりました。
さて、志賀草津高原ルート(R292)に出ました。いつもなら、頭がぶつかってしまうほどの高さになっている看板も、今年の積雪量ではまだこんなに高いです。道路も、解けているところが広いですね。
白根山湯釜に到着。今日は雨の予報でしたが、降らずに来れたどころか、遠くの山も結構見えました。
湯釜あたりにはかなりの人がいました。お、あれは橋詰ガイドかな?N様、「万座から白根山に上がるルートは足跡すらついていなかったのに、草津からはたくさん人が来ているんですね!」
そりゃあそうでございます。万座から森を通って白根山に来るルートは、私以外に案内できる人はいませんからね…硫化水素ガスも発生していますし、当地の地形を知り尽くしていないと危険です。
奥様は30kmマラソンもこなす方、旦那さんは日々身体を鍛えている方なので、今日は周回コースを取ることにしました。白根山地蔵岳の稜線を歩きます。
白根山火砕丘を眺めます。どうして、このような複雑な地形になったのでしょう。辺り一帯の森林を消失させた130年前の噴火の前からこうだったのでしょうか。不思議な気分です。
さて、ここから西に下り、志賀草津高原ルート(R292)に戻ります…えっ、雪がない!
いったんスノーシューを脱いで靴で歩きましたが、すぐに雪がまた復活しました。ホッ、スノーシューツアーですからね、こうでないと。
このルートは厳冬期は雪面がアイスバーン化することがあります。一般の人は真似して通らないでください。さあ、そろそろお昼ご飯にしましょう。ここなんか温かそうで良さげですね。では…
ハイ、吹き溜りを利用した、雪洞のできあがり〜
ラーメンのお湯を沸かしている間に掘りました。やースコップ持ってて良かった。
食事をしているあいだに、雲海が出現。お昼頃は雨の予報だったのに、雨雲がちょうどこの付近を避けて通ってくれたようです。万座の山々の神様方に感謝します!
朝日山ゲレンデでは、ホシガラスが出迎えてくれました。動物大好きの奥様は大喜び!
盛んに動いています。寒いですからね。胸のあたりに白黒のブチが見えますか?あれを星に見立てているのですよ。
これが、さっきホシガラスがぴょんぴょんしていた足跡。盛んについばんだところがここです。秋に土中に隠したハイマツの実を探しているのかと思いましたが、普通に土壌をほじくり返して食べ物を探していたのかもしれませんね。
そして、大斜面尻滑り大会〜
最後に、万座最大の樹木、朝日山のゴヨウマツとご対面です。しかし、枝の捻れが凄いですね。幹も樹皮が剥けたらああなっているのかな?
たっぷり遊んでいただきましたね。N様、お疲れ様でした。またいつか、浅間・吾妻の自然をご案内させてください。どうかお元気で。ありがとうございました。
万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html