的岩スノーシュー



旅行会社から電話があり、的岩スノーシューをお受けすることになった。夏には行った事がある的岩だが、冬はどんなだったかな?Oさんの下見に、ついていくことにした。

鳥居峠から歩いていく。熊出没注意の看板が。この山の東側はとても多いのだが、西側でも結構いるのかな?

夜明け前の、冬のカラマツ林は幻想的で良い。冬に冬眠する動物達は、この美しい光景を知らんのだろう。可哀想に。


  


あらま、本当に熊棚が多いこと。熊がたくさん生きていける豊かな自然があるということだ。

きちんと種類を確認しなかったが、動物のおとしものがあった。しかし、まっすぐ歩いたそのままで用をたすのではなく、少し横に移動して、道から外れて用をたすなんて、なかなかマナーが良いというか…もしかしたら、哺乳類にはこういった茶目っ気があったところが、その後の進化につながったのではないだろうか。

しかし、的岩までの道は正直言って、森に魅力が全くない。わずかのミズナラに熊棚はあるけど、ほとんどがカラマツの植林になってしまっていて、私の好きな大きな樹、母なる樹がここには無い。このコースでのスノーシューは私はお勧めしないかな…。旅行会社の方も天然記念物「的岩」をうたっているので申し込んできたのだろうが、現地をよく知っていれば、このコースにはしなかったのではないかと思った。嬬恋村にはもっといいところがたくさんある。


  


そして、的岩に到着。おお、さすがにいつこれだけは見ても価値のあるものと感じる。迫力がある。

いつも覗く場所に行こうとすると岩が滑って危ないところがあったが、岩に触るぐらいまでなら大丈夫かな。ここでは当然、この岩にまつわるさまざまな伝説をお話しすることはできると思うが、他に何ができるだろう…?天然記念物の岩だから、雪玉も当てちゃいけないのかな?それとも雪玉ぐらいなら怒られないかな?せっかく的岩なんだし、的にして雪玉投げたいよな〜

帰りの道でみつけたこの食べ跡は誰のかな?カモシカっぽいけど。


  


Oさんが、「ほら、あれが花童子だよ」って。おお、いつもは向こうの尾根から上がっているのか。隣の尾根だけど、ずいぶん遠くに見えるもんだな。

真ん中の写真は雪の下の空洞を移動するイタチかオコジョの足跡。右の写真はモグラの仲間かな。こんなに寒いのに、なんでモグラは出てくるんだろう?食べ物があるとは思えないし…やっぱり、哺乳類は茶目っ気があるのが特徴なのかも。だから、私たち人類も大いに遊ぶべきなのだー!?