本白根山公開探鳥会

日本野鳥の会吾妻支部の定例探鳥会である。ロープウェー山頂駅〜中央火口〜コマクサ火口原〜遊歩道最高地点〜展望所〜鏡池〜ロープウェー山頂駅という、回遊コースに遊歩道最高地点を足したコースを行く。

見られた鳥はルリビタキ、モズ、トビ、アマツバメイワツバメビンズイハシブトガラス

声だけ聞いた鳥はシジュウカラ、コガラ、ヒガラ、オオルリ、ウソ、メボソムシクイ、ウグイス、クロジ、ミソサザイ、ホシガラス、カッコウ

合わせて計18種類。正直、視界が開けたところで大勢で鳥を見る場所がこのコースだと無い。今後自分としても万座付近で野鳥ウォッチングに最適なコース開発を検討課題にしたい。


  


今日見た花を。

ハクサンオミナエシオミナエシオミナエシ属)とヒメシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)がずいぶん出てきた。これからコマクサに取って代わる花である。

帰りの道で見た赤い実はヒメウスノキ(ツツジ科スノキ属)。食べたことは無いが恐らく美味しいのだろう。


  


ミヤマフタバラン(ラン科フタバラン属)は鏡池以降のコース内で見られる。花があまりにも小さいのでピントが合わない。亜高山帯の涼しさを感じる、いい花だ。

今日のイチヤクソウは、マルバノイチヤクソウ(イチヤクソウ科イチヤクソウ属)だと思う。花茎が赤味を帯び葉は丸っこくがく片の先がとがっている。花茎と葉の形からコバノイチヤクソウではないと判断した。


  


今日は自然保護官補佐(アクティブレンジャー)の藤井さんも参加してくれた。高知大学ワンダーフォーゲル部出身なので足どりも軽い。山では「ヤッホー」はいけない事、コノハズクはブッポウソウと鳴く事、いろいろ話してくれた。良い友達ができた。

折角なので終わってから付近を案内する。傘ヶ岳付近では水芭蕉公園というのができていた。早速様子を見る。かなりの株数があった。手軽に行けるのでお客さんに案内するのにいい場所だ。バイケイソウユリ科シュロソウ属)がまとまってあり満開だった。

裏見の滝では、なかなか喜んでくれたようだ。滝の裏側の歩道に光が射し、歩道が写るいい写真も撮れた。