軽井沢の秘境/幻の雄滝・雌滝



午前中の軽井沢での自然解説が終わり、軽井沢をいろいろと探検中です。今日は、旧碓氷峠の森の中にあるという『碓氷の双爆「雄滝(おだき)」「雌滝(めだき)」』を探してみました。



  


碓氷峠から続く林道を車で5分位進むと、旧中山道霧積温泉方面との分岐があり、そこを少し進むとゲートがあります。1台なので通行の邪魔にならずに駐車できました。



  


車を降りようと思ったら、あらま綺麗なチョウチョ。スミナガシというそうです。軽井沢のヤマアジサイは花が紫色なんですね。



  


15分位歩くと、右側から水の流れる音が聞こえてきます。地図を確認したところ、このカーブのすぐ下に雄滝はあるはず。ミラーの場所から降りて行きました。



   


しかし、その後、選んだルートはもう一つで、かつての作業道かと思いきや崩落していたり、その先は急坂だったりで、お客様をお連れできるようなルートは見つけられませんでした。



  


結局は急な谷に滑り落ちるような形で、川床にたどり着きました。雄滝はもっと下にあるはずです。



  


すぐに、川が合流しました。滝の音がしたのでそちらを少し上ってみましたが、小さな滝でした。これは雄滝ではありません。



  


ゴミが落ちていてガッカリ。おや、あれはまさしく滝の上の景色ですね!?



  


いえいえ、これも雄滝ではありませんでした。っていうか、川床に人工的にカットされた石が使われています。人工の滝です。



  


見上げれば岩窟がいくつかあります。おおお、なんか凄い秘境っぽいです。あ、秘境でいいのか。



  


人工の滝半分、自然の滝半分。なんのためにこういう工法を取っているのか、イマイチ解りません。



  


そして、大きな音が近づいてきました。ついに、ついに…うわっ、凄い落差だ。雄滝に到着です。



  


それにしてもどうやって降りようかな。滝の脇の斜面、降りられるかな?



  


足場はめちゃくちゃ悪いです。泥の壁なので、置いた足が止まってくれません。滑落の危険大です。





それにしても素晴らしい。高さ20m、幅7m程もある雄滝。こんなにいい滝が軽井沢にあったなんて。



  


昔は滝行をする人がいたと聞きました。このロケーションなら私もしてみたいです。



  


少し下ると小さな滝があり、二段の滝に見えます。この雄滝の下でも、護岸工事がされていることに驚きました。よく工事用車両が入れましたね。



  


雄滝と雌滝の間は結構離れています。歩きにくい川床もあり、靴が濡れるのを覚悟した方が良いかも知れません。



  


雌滝に到着。ところが、上流からだと降りられる場所がありません。





近くの岩に身を乗り出して、この写真を撮るのがやっとでした。落差は10mといったところ。うーん、滝を横から見るのって良いですね。ロープとカラビナ、ハーネスを使って、お客様にこの風景を見せるサービスも良いかも知れませんね。



  


では、帰りますか。墓場尻川を上ります。



  


ウワバミソウの群落。いかにも、蟒蛇が出そうな場所ですからね。さて、雄滝に戻りましたが、降りた崖は危険すぎてもう登る気にはなれません。滝に向かって右側(左岸側)に大きく回り込んでみます。



  


へえ、小さな滝があるんですね。水しぶきに虹がかかっています。



  


急な岩場ですが、岩そのものはしっかりしています。手足を使えば大丈夫。よーし、ルート見つけました!



  


滝の上に出た後は、左岸側の谷を上って行きます。



    


その後、墓場尻川から離れずに歩いて行きましたが、昔の林道跡も結局、最後は川床にずり落ちてしまいます。小さな滝がいくつかありましたが、わざわざ見に行く程ではありませんでした。



    


林道に出てから、もう一度、雄滝の真上あたりから谷を下りて行ってみると、ドンピシャリ。



『碓氷の双爆「雄滝(おだき)」「雌滝(めだき)」』探検エコツアーコース、決まりました!



あとは滝での遊び方、味わい方をゆっくり考えることに致しましょう!






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