軽井沢での森林浴セラピー2時間半コースを考える



来月、軽井沢町で2時間半の森林浴セラピーを依頼されています。その下見で、信濃路自然歩道を散策してきました。



  


直径90cm程のモミの大木。今日は階段を登りキャンプ場の方に行ってみます。



  


おやまあ、立派なカラマツ大木です。幹が三本。たまには別コースを歩いてみるものです。



  


今年、キャンプ場がリニューアル工事をしていて、夏まで立入禁止となっています。お目当ての長倉山支援林道に来ましたが、看板を読むと実際にはここを通るためには歩行者といえども、許可をもらう必要があるのですね。



  

  


そして、草軽電鉄廃線跡を下見。うーん、ここを森林浴セラピーで歩かせるのはちょっとダメですね。整備が全くされていないので、倒木があり、照度は暗い、鬱蒼としています。全然癒されません。





柳川まで降りてくると、感じはいいのですが。



  


先に進むと、こちら側はまだ整備がされています。どんな方が整備しているのかは謎ですが、どうしても連れてくるのならばこっちからでしょうね。



  


抜け道があったので、左へ。草原へ出られます。



  


ここは、送電線があまり高くないので電線沿いに草刈りしてあります。でも、周囲は森に囲まれていて、開放感がありません。



  


湯川に降りる急斜面、そして危なっかしい橋も、森林浴セラピー向けではありませんでした。ただし、探検ツアーでは使えます。





それでも、ベンチがあるこの場所は、本当に癒しがありますよね。ここを使うために、ここに連れてこれないものか、といつも思っています。



  


足元の木漏れ日がきれい。信濃路自然歩道を小瀬から北に歩きます。





デュポーン。大砲と的の場所。そういえばギリシャ神話にテュポンていう最強の怪物がいたな…



  


竜返しの滝は爆音が凄くて、癒しというよりはドキドキします。身を任せられる感じではないですね。

うーむ、時間的にはこの先に進むほど余裕がない、とすれば…



  


てなわけで、けもの道をたどり森の深部へ。おお、このハルニレ、夏に見てもいいですね。





結構先まで来てみました。湯川の合流地点では、かなり水音が聞こえます。川の合流地点というのはマイナスイオンも多いような気がします。



  


ここで、樹木によっかかってゆっくりできれば…うん、これで行こう。


やはり、私が森林浴セラピーで案内したい森は、自然度が高い森です。
巨木がある天然林とか、美しい滝とか、お花がいっぱいの水辺とか。
その森に山神、森神、川神の存在が感じられる、「神の守り」による安心感が欲しいです。


森林セラピーのテキストは、三冊合わせれば、ガイドを育成するのに最高のテキストでした。試験料とか更新料とか高いけど、森林セラピスト・森林セラピーガイドの資格と仕組みは決して悪くはなかった、と思います。


失敗だったのは、癒されもしない、ただ「緑がある」だけの雑木林をどんどんセラピーロード・基地に認定していってしまったこと。あの方法で測定してしまえばどんな森だって、たいがいは癒し効果が出ることになってしまいます。


「圧倒的にいい森」に、作られた整備された散策路だけを、セラピーロードに認定していくべきでした。





どうですか、この樹木。こういう樹木は人工林にはありません。浮き上った根、太い幹、そして見てください、この不思議な穴を。この樹木は浅間山の火口を真似したんですよ。233年前に軽石を降らせてきた浅間山のね。



  


先ほどの天然林、湯川対岸のあたりもなかなか良さそうです。



  


この後、白糸の滝も様子を見てきましたが、たっぷりと天然林の森の霊気に打たれた後だと、なんか俗っぽく見えてしまいますね。今回の森林浴セラピーツアーでは、天然林だけのご案内しにしようと思います。






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