離山(東口登山道)を森林セラピー的に登ってみましたが…



今日は軽井沢の離山を、森林セラピー的に登ってみます。「森林セラピストといく軽井沢・離山」という商品を検討しているのです。


特にこだわらずにインターネットで検索し、以下のサイトに詳しく載っていたので、これを頼りに離山を訪問しました。


信州山遊びねっと
http://www.webnagano.jp/hanareyama.htm




  


軽井沢町東部小学校をまずは探し、そこにある離山登山道東口の看板を見つけ、車で進んで行くと、なんと車の乗り入れが禁止となっていました。引き返し、雲場池の駐車場を探します。




  


雲場池駐車場に車を止め、歩きだします。この時、軽井沢町東部小学校の方から行くのが正規ルートですが、それを知らない私は山の方に向かってしまいました。今後、雲場池駐車場から離山を目指される方は以下のサイトを参考にしてください。地図が載っています。


離山ハイキングガイド
http://www.slow-style.com/hanare/index.htm




  


山の方に向かっていくと、左側にお庭を開放している家がありました。中を覗かせていただくと、ここは軽井沢苔工房さんのアトリエだったようです。


軽井沢苔工房
http://karuizawa-koke-koubou.jp/







さすがは、苔のプロフェッショナル。見事な苔の絨毯です。軽井沢ではこの、苔のお庭を大切にしています。それにしてもミニ盆栽苔玉作り4,000円で宿泊付きとは、ぜひ参加してみたい講習会です。




  


その後、散々に迷ったあげく、やっと離山別荘地に。看板を頼りに先に進みます。しかし、足元は完全にアスファルト。登山や森林浴という雰囲気ではありません。




  


記帳場まで来ました。この先の道は、浅間石(溶岩)の石畳となっていました。




  


間もなく、車両は完全に通れなくなります。ここに離山公園の地図看板がありました。見たところ、今日の東口登山道よりも、南口登山道の方が、自然の中を多く探索できそうに見えますね…




  


砂利道の登山道です。軽井沢別荘族用に整備したつもりでしょうが、視覚からは森の木々の映像が、そして森の匂い、森の音、森の香り…他の感覚器が森林を感じているというのに、足裏感覚だけは人工的なのは宜しくありません。足は土の上を歩きたがっています。人の身体は、こういう環境下におかれて砂利道で満足するようにはできていません。




  


この時期、夏鳥の観察には最適な季節です。さまざまな野鳥がさえずっています。頭上ではオオルリが美声を披露してくれました。山頂手前の分岐点まで来ました。




  


階段を上ります。この辺りの丘陵地は雰囲気が良いです。人工的な地面からようやく解放され、軟らかい土壌の感覚に足裏が喜んでいます。




  


離山山頂まで来ました。中軽井沢の街並みが眺望できます。







浅間山の写真を撮っていたら、越冬蝶がレンズに入りこんできました。




  


これはエルタテハ(タテハチョウ科)です。暖地で越冬し、春になると卵を産むため幼虫の食樹・シラカバが多い高原に帰ってきます。そうです、今は求愛シーズン真っただ中なのです。越冬あけのボロボロの羽根ですが、人生これからが最後の勝負。まるで私みたい(笑)、ガンバレ!
山頂直下にはあずまやもあります。




  


保健休養地軽井沢100記念タイムカプセルは、開封2036年−と書いてあります。ところが、看板を設置した昭和62年は1987年なので49年後に開けることになってしまいます。




  


帰り道は看板を右に曲がり別コースを進みます。こちらは砂利道ではなく、安心しました。別の分岐看板が現れ、ここを左に進みます。







すると、森林安息にふさわしい場所がありました。樹木の密度、大きさ、斜度、とても良い場所です。ここは「こもれびの森」といいます。




  


そして、こちらにもあずまやや展望所があります。ここからは軽井沢町の街並みが見えます。




  


さらに階段を下りたところには、保健休養地“軽井沢100”記念碑があります。




   


この辺りは、今日のコースの中で最も登山道らしい、整備されていない道が続きます。下の看板分岐まで来ました。ただし、この看板分岐まで砂利道で登って来てしまって、ここから急に急坂の登山道に入って行く気分にはならないでしょう。帰り道に登山道を選択する、今日のコース取りが良いと思います。




  


この後は、またひたすら砂利道を歩いて帰ります。ところで、この車両通行不可の登山道の中にも家がありました。これは冬はかなり不便ですね。不便も贅沢のうちでしょうか。


今日歩いてみて、離山東口登山道は、下の方は全く森林セラピー的ではありませんが、上部の一部は大変に森林セラピー的でした。森林呼吸や森林安息に最適な場所がたくさんあったのです。ただし、「森林セラピストと行く軽井沢離山」を商品にするにはこれでは難しいので、次回、南口からの登山道を調査したいと思います。




さて、雲場池駐車場に帰る途中、こんなものがありました。







おお、5月の株立ち野生きのこ!これはもしや…?




  


晩秋から初夏にかけて、主に冬に発生する名菌・天然エノキタケではないかと期待したのですが、柄の下部の色が黒っぽくないので違います。傘裏の色は、ん?猛毒ニガクリタケに似ている… 残念ながら、同定には至りませんでしたが、エノキタケではないことは間違いなく、猛毒ニガクリタケが最も可能性が高いと判断しました。んー残念です!




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