森林セラピー実践セミナー下見会



いよいよ明日から、日本一有名な森林セラピスト・山中慎一朗氏を講師に招いての「森林セラピスト・森林セラピーガイドのための 実践セミナー」が始まります。山中講師は初めての現地コースとなるため、とりわけ明日の信濃路自然歩道(軽井沢町)と明後日の石樋(嬬恋村)を案内してきました。


森林セラピスト・森林セラピーガイドのための 実践セミナー
http://ecotourism.or.jp/therapy_seminar_fp.html




  


午前中は、信濃路自然歩道から。まずは白糸の滝へ。午前8時30分の白糸の滝は観光客がまるでいません。いつもこうだったら森林セラピー的なのですが…

白糸の滝売店から急な階段を上って、足元に咲く、小さな白い花はタチカメバソウ(ムラサキ科キュウリグサ属)。




  


その後、板が抜けそうな木道を通って、オドリコソウ(シソ科オドリコソウ属)が群落があって、





コース一番のハルニレ巨木の横を通ります。結構手前から眺めていますが、近くに行くと本当に大きな木です。




  


沢沿いに群生している、この不思議な花。これは、実はハシリドコロの花弁が落ちた後のがく片でした。真中にある実が、この後どんな色になっていくんだったかな?実が熟すのが楽しみです。







胃袋?…いや、魚? 不思議な形です。




  


このハルニレの木からは、「ニャー」と言っている声が聞こえてきます。猫の鼻みたいに見えます。しかし、よく考えると、瘤が発生したことによって、樹木はフィトンチッドだの多感物質だのを発しているに違いありません。その声が聞こえたから、この樹のことが気になったのでしょう。




  


白糸ハイランドウェイに沿った信濃路自然歩道。湯川の向こうに旧道が見えます。その旧道に対して橋が架かっていた跡があります。







川幅が広くなり、緩やかなカーブを描いた木道が現れます。癒しポイントです。




  


自然歩道の左側がカラマツ人工林になってきます。天然林と人工林を見比べてみたり、ガマズミの花の香りをかいでみたり。







二本で発生した幹が途中で一度結合しています。瘤ができたせいでぶつかったのでしょうか?




  


キツツキの開けた穴のところで、ちょうどチェーンソーで伐ってくれました。へえ〜こうなっているんだ。




  


自然歩道が白糸ハイランドウェイを横切り、幅も一段と広くなります。古木の洞から蟻んこの大行列が続いていて、




  


根が円盤状に浮き上がった大木の下に、ニョキニョキ何か生えています。







不思議な生き物…ヤマウツボゴマノハグサ科ヤマウツボ属)でしょうか?こう見えても花が終わり、実が熟しつつある状態なのかもしれません。




  


ヤマクワガタ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)のように見えます。竜返しの滝まで来ました。滝のそばまで行ってみます。







爆音が鳴り響きます。山中さんは、この竜返しの滝から圧倒的なパワーを感じられていたように見えました。







私は、滝の上の隙間から見える、向こうにある森。あの森が美しくて、行ってみたくて行ってみたくて…




  


でっこぼこの枯死木とその近くにある、的がついた樹。何か、関係があるに違いありません。




  


不思議な二段発根の根株を通り過ぎ、小瀬へ。アンシェントホテル浅間軽井沢の前の大きなモミの木を通り過ぎて、







軽井沢レクの森キャンプ場にある白樺広場にやってきました。素敵な草原とあずまやです。使われていないのはもったいありません。




  


蟻んこの食べ物奪い合いを観察して、次のポイント・嬬恋村石樋へ。
昼食購入時、気づいたら山中さんの車は釧路ナンバーでした。







道中のレポートを省略して石樋の滝へ。やはり、山中さんはここをかなり気に入った様子です。




  


川の中には、ハコネサンショウウオがいます。階段を上り、あずまやを越えて石樋に降ります。




  


沢歩きのエコツアーとしては最も危険度が少ないと思われる石樋の沢歩き。しかし山中さんは森林セラピー的には好ましくないと考えているようです。





このまま成長すればポットホールになりそうな穴です。「竜の壺」と言われるところまで来ました。







石樋の沢登りはあまり気が進まないように見えた山中さんですが、この「竜の壺」ポイントはなかなか良い場所だと思ってくれたようです。




  


石樋から登山道に戻り、30分ほど山登りすると「源流の森」です。ところが、今年はまだ笹刈りを行っていない様子です。しかも源流が枯れてしまっています!今年の降水の少なさのせいなのか、水道が変わってしまったせいなのか…







山中さんは、ランドマークとしてのダケカンバや、周囲の雰囲気は良い場所だと思ってくれていましたが、ここまで連れてくる必要性はあまり無いと感じていた様子でした。







クリンソウの群落は健在です。湿地に咲くこの群落がいつまでも続いてほしいものです。湧き水が復活してくれることを願います。


さて、「森林セラピスト・森林セラピーガイドのための 実践セミナー」、山中講師は未踏のコースをじっくり下見致しました。あとは、明日からの本番を迎えるのみです。明日以降のレポートをお楽しみに!


森林セラピスト・森林セラピーガイドのための 実践セミナー
http://ecotourism.or.jp/therapy_seminar_fp.html






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