草軽電鉄廃線跡ツアー、上州三原散策ツアーの下見をしました。



今日は、当NPO法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会の第三回通常総会日でございます。


総会はちゃっちゃとこなすということで、会員が集まったんですから、その前後は 下見、下見、



とにかく下見! でございます。


当協会は現場至上主義でございますので…



    


信濃路自然歩道小瀬駐車場より、長倉山林道へ。小瀬駐車場が若干整備されたようです。溜池はヒキガエルの卵でびっしり、うへえ。





名も無き湯川の支流。いや、柳川というのでしょう。ここで来週は昼食にするつもりです。



    


トイレ、咲いている山野草(写真はホクリクネコノメ)、分岐点、コースの状態の確認をして…



      


柳川橋梁跡に到着です。この橋の下の沢が、林道入口に向かって流れています。





柳川橋梁は草軽電鉄の中で最も高さのある橋梁でした。これでも上部は崩れていますから、もう1m位高かったのかもしれません。



    


次のポイントへ進みます。花はフデリンドウ、分岐点、コース状況チェック…





カーブのある橋梁跡です。昔のDVDなどを見ると、ここをキィーキィーとレールを鳴かせながら、草軽電鉄、デキ12形は走って行っています。



      


林道に戻り、次のポイントへ。ヤマナシの花を鑑賞しつつ、北軽井沢の小川に向かいます。





ここには大人数は連れては来られません。個人のお客様だけの秘密の場所です。



    


北軽井沢観光協会へ立ち寄り、資料館を見学。しかし、この路線図のパネルはいつ見ても喉から手が出るほど欲しいです。廃線跡でまだ私も立ち寄っていない小川があることに気づかされます。



      


芦生田の橋台跡を見て、総会を済ませ、JR吾妻線万座・鹿沢口駅へ。キャベツのモニュメントを見て、先に進みます。藤田食堂の石積みの角度は、かつての軌道敷を思わせます。



      


軌道敷跡に入るところの火の見櫓は、見た目よりもかなり古いはずです。軌道敷跡沿いの石垣は、草軽電鉄営業当時から使われているものだと言われています。目地は、その後補修しているようです。補修しているといえば、この道路からよく見えていた、いい感じに鄙びた古民家は、一部改装されたようです。それでも、同じ壁色にしてくださっていて、家主様の景観に対する心配りが感じられます。



    


心配りといえば、旧々阿弥陀堂もです。拝見させていただくと、物を大切にしている様子がわかります。こういう方が使っているから、三原でも最も古い木造建築物?かもしれない建物でも、利用することができているのですね。うーん、このコースは、子供たちに日本人の持っている「慎ましやかさ」や、「もったいない精神」を社会学習させることもできるのではないでしょうか。



  


スイッチバック地点です。当時の遺構が見て取れます。この先に、東三原駅がありましたが、程なく廃止になりました。



      


嬬恋村初代村長・篠原仙吉さんのお宅の向かいにある旧郵便局の塗装は、三原の火の見櫓と同じです。
阿弥陀堂の跡はもう撤去されていました。



    


清水法水は、相変わらず美味しい水でしたが、年々荒れていくのが気になります。中居屋重兵衛の生家も篠原仙吉さんの御家と同様に、丁寧に手入れされている古民家です。



      


下屋将監幸房のお墓、お屋敷、別棟のアララギ巨木…などを拝見。アララギには植物活力剤のメネデールが注入されていました。弱っているのでしょうか?



      


中居屋重兵衛のお墓、ニリンソウの群落、ケヤキの巨木などを確認。


三原地区は、旧阿弥陀堂が撤去されたほかは、そう変化していませんでした。道路が少し拡張されていたのは、ありがたかったですね。






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