万座温泉弁天池、針葉樹巨木の森スノーシューガイド
昨日に引き続き今日も、神奈川県のK様を万座温泉のスノーシューガイドです。
今日は雲上の別天地・弁天池周辺の針葉樹巨木の森をご案内させていただきます。
昨夜は万座プリンスホテル様にお泊りになられたそうです。
いつものように、トトロの木を鑑賞。今日の龍の表情はこんな風です。見えますか?
3がつ後半に入ったというのにまだカラマツ天然母樹林の看板が残雪で埋まっています。なんと、万座は今が最も積雪深が深い状態。天然カラマツの銘木を一本一本、観察していきます。
万座最大のカラマツの前で。昨日もK様を撮ろうとしたら、後光になりましたね。
ここからはカラマツ母樹林を歩きます。樹木の年齢は樹皮の様子に現れやすいのですが、直径40cm程度なのに樹齢300年以上と考えられる老木マザーツリーと同じ樹皮を持つものがありました。もしかしたら、長年、日光条件が悪くて成長できなかった個体なのかもしれません。
「ウワー、この木、枝が生えているというより刺さってるみたい!」
奥様、こういうイメージでしょうか?(黒ひげ危機一髪)
カモシカの足跡を追いつつ、亜高山帯針葉樹巨木の森へ。今日はこんなところでランチにしました。
万座温泉の亜高山帯針葉樹林。最も太い(針葉樹の)樹木がある尾根を歩きます。
ノウサギも追いかけっこの足跡、雪のクジラ、枯れ始めてキツツキに穴を開けられまくりのトウヒなどを観察。
それにしても、今日の雪面状況は全く読めませんでした。こんなに密生した樹林帯の中なのに、一昨日の降雪が乗っていません。みんな風で飛ばされてしまったようです。南岸低気圧の時はどう風が吹くかわかりませんね。
尾根からの出口にある大斜面は、シュカブラと雪庇で凸凹道です。万座最大級のトウヒを鑑賞することもなく、滑るが勝ちで降りちゃいました。
万座のYAMAGOYAから下がっていたつららは、聖火のトーチのようでした。
雲上の別天地・弁天池です。この景観をK様ご夫婦が貸切です。
もちろん、ここではお客様に先に歩いていただきましょう。この冬、弁天池に初めて人間が足を踏み入れるのです…
「無数にぶら下がったつららがクリスマスツリーのよう!」
本当ですね。
さんざんやった尻滑り。奥様もマスターされたようですね。
二股のカラマツの場所では、他の樹種も二股になっていました。(K様発見)
キツネ?
立ち枯れのシラビソ。「岡本太郎の『太陽の塔』みた〜い」 …ごもっともです。
最後は、仁王カラマツの前で森カフェです。「見てごらん、大ダコのようだよ」その通りです。そろそろ名前を変えてもいいですね、「オクトパス・ツリー」とか。
K様、二日間、本当にありがとうございました。仲の良いご夫婦をご案内できて私も幸せでした。来年はぜひ、万座熊池巨木めぐりコース、ご案内させてくださいませ。再会を楽しみにしてお待ち申し上げております。
万座温泉弁天池、針葉樹巨木の森スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_bentenike01/index.html