嵩山へ胎内くぐりをしに



吾妻の紅葉がピークを越えてしまいました。そういえば嵩山の『胎内くぐり』ってよく聞きますね。雪が降る前にサクっと行ってきました。





秋錦の嵩山です。西日に照らされて輝いています。



  


ついに買ってしまいました。SALOMONトレッキングシューズ 「COSMIC 4D 2 GTX」 Mens & Womensです。いや〜しっくりくるトレッキングシューズだこと。はっきり言って水を得た感じです。
たけやま館でお店の方に嵩山の「ハイキングコースと嵩山三十三観音案内図」をもらってハイキング開始。



  


表登山道入口から登ります。さて、そういえばここは吾妻八景の一つでありますが、はて、吾妻八景って嵩山と岩櫃山と吾妻渓谷と、あとどこだろう?→さっそく中之条町観光協会に電話して調べてもらいました。面倒なことをさせてすみません、以後気をつけます… m(_ _)m

吾妻八景(1956年、吾妻観光連盟が制定)(あいうえお順)


えー、田代湖!? じゃあ、もっと観光用に開放してもらわないと…



  


きちんとした説明看板があるのはありがたいことです。今日はこの「胎内くぐり」が目的です。

嵩山城址 中之条町指定史跡

  指 定 ● 昭和63年3月26日
  所在地 ● 中之条町大字五反田
  所有者 ● 親都神社ほか

嵩山は、中之条盆地を見晴らす台地上にそびえる標高789メートルの岩山で、獄山・岳山・武山とも書き、和利獄・見付山・お天狗山などと呼ばれている。古くから祖霊を祀る霊山として信仰され、中世には武の神として「和利大明神」が、麓の親都神社・里宮の吾妻神社(和利宮)に祀られている。
永禄6年(1563年)10月武田信玄の吾妻郡進攻によって岩下衆の本拠岩下城が攻略されると、岩下衆は上杉謙信の支援のもと、斉藤越前守の子、城(白)虎丸を擁して嵩山城に籠城し四万川を境に、武田方の岩櫃城と対陣した。嵩山方は四万川東岸の内山城(折田)。城峰城(西中之条)と、八幡(横尾)に砦を置いている。永禄8年(1565年)2月武田信玄は上州出撃の際に、箕輪城箕郷町)と共に嵩山城の攻略を目標にあげている。同年11月真田幸隆は、城方の池田佐渡守父子を味方につけて城を退出させた上で総攻撃を加えた。城主城虎丸は、城の北方の天狗峯(大天狗)近くの断崖から飛び降りて自害し、後を追って多くの人が亡くなったと伝えている。嵩山城は、この戦のあと廃城となり、以後は信仰の山に戻って今日に至る。


あ、城虎丸が飛び降りたのは大天狗の頂きからではないのですか、大天狗近くの断崖なんですね。謎が解けました。



  


嵩山登山道に関しては特に解説はしません。急な斜面をジグザグに登ってゆきます。盛り上がった山容はまるで溶岩ドームのようですが、そういう成因ではありません。



  


スギの幹から樹脂が滲み出しています。どうしたのかな、病気かな?ところでスギの樹脂は生薬として使われ、杉脂(さんし)というそうです。皮膚や粘膜を保護し消炎作用があるらしく、ひび、あかぎれなどに薬用アルコールに溶かして1日2〜3回患部につけるんだそうです。これからの季節、やってみる価値があるかも。 他にもいろいろと薬効があるそうです。


イー薬草・ドット・コム/杉
http://www.e-yakusou.com/sou/soum086.htm



  


せっかくのなのでピークも登っておきます。小天狗へ。祠に登ったところで一枚。



  


不動岩の上には不動明王が見えます。





中之条町方面。奥には榛名の山々です。ここは本当に景色が良いです。



  


さて、今日の目的地「胎内くぐり」を目指します。あずまやを越えて、その先へ。



  


「胎内くぐり」の前に看板があります。

胎内くぐり図
「胎内くぐり」内に11番〜13番がございます。
「胎内くぐり」の岩と岩の隙間は一番狭い所で約22cm、通り抜けるには、腰回りにして85cmが限度と言われています。どうぞチャレンジしてください。
なお、岩を通り抜けた先は急傾斜につき、鎖が設置してあります。鎖を使って移動してください。
また、通り抜けられない方、体力に自信のない方は回り道がございますので案内看板のとおりにお進みください。
「胎内くぐり」から下って行った先には「14番〜17番観音」や「槌岩」がございます。所要時間は約10分間です。



狭い! これは本当に大きい人は難しいですね。





行けるかな…?



  


なーんて、スマートな私は余裕のよっちゃんなのですが。くぐった先に11番〜14番の観音様がありました。



  


胎内を出たあとは、確かに急な下り道です。足元注意。



  


途中、16番観音へ行くための鎖がありました。今回はパス。歩きながら、たまに右側に岩が見えていましたので、どれかが5月に鯉のぼりを吊るす男岩だったのでしょう。他には屏風岩や槌岩という岩があったらしいです。



  


17番観音は岩陰にありました。ホオノキの実がたくさんありました。誰の仕業でしょうね?



  


東登山道に出て、下ります。





わずかに残った最後の紅葉に、西日のシャワーが降り注いでいます。あー来てよかった。



  


東登山道にはあずまやがあります。これを有効に活用できる方法はないかな〜と。
ここにいた猫をちょこっとかまってしまったらずーっとついて来て困りました。ようやく、立ち止まってくれました。悪いね、じゃあまたね。






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