とうじ篭を作りたい。





とうじ篭






草津町の竹細工の巨匠、出澤勝博様をお訪ねいたしました。


出澤勝博竹工房
http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=JO100003



出澤様の竹細工は根曲がり竹を使っていて、とても風合いよく味わいがあり、それでいて繊細な作品で人気です。付近の道の駅や、気の利いたお土産屋さんで販売されています。ダサいショップには卸さない…そんな職人の竹細工です。






カゴの柄の部分は、クマヤナギのようです。名前はクマ…と、別の名前を仰られましたが、この美しい曲線に見とれてしまい、聞き取れませんでした。






昨年、群馬県ふるさと伝統工芸品の指定を受けられました。あたりまえだと思います。






体験指導の様子の写真です。この鋭い眼光。妥協しないでモノを作る、プロの目です。たかが体験でも、手を抜くことはありません。ぜひ、当協会の「ものづくり伝道師 吾妻・吾妻塾」で、あの、伝説のとうじ篭を教えていただきたい。






しかし、ダメでしたー =( ̄□ ̄;)⇒


なんと、とうじ篭はこの、篭を輪に取り付ける部分が難しく、素人では3時間では無理だと仰るのです。一晩かけて考え、ご回答してくださいました。中途半端で終わらせていただいても構わないと言ったのですが、そこは職人気質。最後まで仕上がって持って帰ってもらわないと気がすまないそうです。流石です。


ものづくり塾スケジュール案としては、午前9時から約3時間でとうじ篭づくり、午後から草津味とうじうどんを打って伸してたたんで切って、茹でて食べて17時に終了…と思ったのですが…






「この、別のカゴなら3時間でできるので、これでうどんを食べるってのは…?」とも仰られましたが、そこは私もエコツーリズムプロデューサーでございます。答えはノー。やはり、体験は本物でないと。


そんなことで、2013年度の「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」では出澤様のとうじ篭は取り扱わないことにいたしました。理由は、設定準備した体験時間では足りなかったからです。無念であります。


もうひとつ残念なことは、この、午前中にとうじ篭づくり、午後からうどん打ち…というものを草津で成功例を作れたら、とても良い体験プログラムになるということです。私以外でも、情熱のある方がどっぷりとご自分で体験指導を受けてみて、その上で「やらせてください」とお願いしてみればやってくださると思います。そのチャンスもいただきましたが、なんと残念なことに私も時間を取れませんでした。


草津町在住の地元の方、ぜひ、私に変わってチャレンジしてみていただけませんか。このプランは本当にいいと思います。湯治のお客様用のプランとして、ぜひ。






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