花楽の里の“うらやま”を視察
中之条町入山(旧六合村)地区の観光ターミナル施設「花楽の里」の“うらやま”を整備し、都市山村交流の森にしようという計画をスタートさせました。
この計画はそもそも、中之条町入山引沼地区の山本茂先生が、地元の伝統的な年中行事を大切にしており、それを子供たちにしっかりと継承しようと取り組まれていて、それに地元の子供たちだけでは無くて近隣の町村の子ども、或いは都会の子供たちも来てもらって、六合村の山里を第二の故郷の様に感じてもらおうと取り組んでいたことから始まりました。
その山本先生の意向をできるだけ当協会でバックアップしたいものの、現状としてイマイチ子供たちの参加が少ない、このままでは伝統の継承がままならない…ので、何か楽しいイベント、当協会らしいエコツアーとか冒険探検、ものづくり等、何かを同時開催することで盛り上げることはできないか?
そうこう思っているうちに、群馬県様から以下のようなご案内をいただきました。
里山林整備などの地域活動を応援します!〜森林・山村多面的機能発揮対策交付金について〜
https://www.pref.gunma.jp/04/e4800021.html
この交付金の中で、「森林資源利用タイプ」は森林環境教育、森林レクリエーション、生物多様性保全の調査・体験、林業の際の安全講習…などに使うことができるようです。
これだ。(p゚∀゚q)
ということで、花楽の里のうらやまを都市山村交流の森にするプロジェクトが始まりました。名づけて、
あがつま都市山村交流アクションプロジェクト です。
http://ecotourism.or.jp/aes_action.html
まずは計画図を提出するために土地の測量から始めます。しかし素人集団の測量、なかなからちが明きません。
境界線の杭をやっと見つけました。道路にも打ってあるものなのですね。
そうこうしているうちに、吾妻森林管理署の方々がお見えになりました。中之条町の土地に隣接している国有林の状況を調べに来て下さったのです。
国有林との境界線の位置を教えてくださったり、スタンさんが復活させた旧道を確認したり。
尾根上にあるヤシャブシの大木。これは登るしかありませんよね?!
ゆったりとした尾根が続きます。林床の笹も少なく、ここなら子どもが走り回っても危なくありません。
おお、これが木村さんが言っていた岸壁ですか。登らせても面白いと思いますが…
美味そうなキノコが出ています。タマゴタケ、そして岸壁にアカヤマドリ!
傘の径20センチ以上です。本当に大きなキノコです。
さて、さらに上部にある岸壁に迫ります。まさに立ちはだかる壁。
直角以上の角度?のように見えます。クライマーならヨダレものかもですが…
これを回り込んで、岩をよじ登ると、
よろけたら一巻のお終い、平均台のような痩せ尾根です。
この岩尾根は、まるで四阿山の的岩のようです。もしかしたらダイクかも。
中心火道と放射ダイク
http://www.hayakawayukio.jp/kazan/field/0801.html
ようやく辿り着いたピーク。一体ここはどこなのか?いえいえ、全然動いていません。これもやはり同じ小班です。地形図だけでは、本当に解らないものですね。やっぱり歩いてみないと。
クリフウセンタケにタマゴタケ。食べたいけれども、やっぱ放射能が心配ですからね〜また今度ね。
すっかり遅くなってしまいました。もう17時です。でもプロジェクトの会議はきっちりやらねば。結局時間が足らず、Kさんの家で20時過ぎまで。嫌われても結構。仕事なんだからちゃんとやります。やったはいいが仕事がテキトー過ぎて交付金もらえないよりはいいでしょ。
さーて、だいたいこれで『あがつま都市山村交流アクションプログラム』のイメージができあがりました。明日は時間が足りなくて進められなかった測量をもう一度やってみます。これから『花楽の里』の“うらやま”で展開されるプログラムをご期待ください!