旧六合村入山地区、山本茂先生と打ち合わせで…



ただ今、1月後半のエコツアーガイド養成講座(自然体験活動指導者養成研修)のチラシを配って近隣市町村を走り回っています。


六合村の山本茂先生のお家には今日になって、ようやくお伺いすることができました。


山本先生の方でも、いろいろと地域活性化の準備をしていらっしゃいました。もしかしたら新たにNPO法人を立ち上げるかもしれないそうです。いつものことですが、本当に頭が下がります。


都市農村交流の話と、エコツアーガイド養成講座の話が一通り済んだ後、来年の「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」の相談で、地域の伝統文化をお伺いしたところ、いろんな写真を見せてくださいました。







西吾妻地区一帯では、小正月に神社などで「つつがゆ」という神事が執り行われています。中でも旧六合村和光原地区では、お粥の具合を見て、その年の作物の実り具合を占うというのです。これは特徴があり面白い。この行事が朝9時からあって、







その夜18時〜20時位には、こんな行事があります。炎の中に浮かび上がるエイリアン…
ではなくて、これは「おんべいや」です。西吾妻地区では普通は「どんど焼き」と言いますが、入山では「おんべいや」と言うのです。モミなどを使って10m程の木を組んで火をつけます。


つまり、旧六合村の15日は、アツイわけですよ、はい。







さらに、前日の14日には、小雨地区で行われる「鳥追い祭り」が面白いとのこと。「鳥追い祭り」は中之条町中之条地区で行われるものが有名です。五穀豊穣と商売繁盛を願う祭りで、町内の所々で「追いもうせ、追いもうせ、唐土(とっど)の鳥を追いもうせ」と声を掛けながら、大小11個の太鼓を打ち鳴らし(この太鼓が県の有形民俗文化財)、町の人は厄落としのみかんなどを投げます。







ところが。小雨の鳥追い祭りは少し変わっていて、川を挟んだ二つの集落が、行き来する鳥を交互に追い払うのです。もしかしたら、本来の鳥追い祭りはこういうものだったのかもしれません。本来は小さなムラが散らばっていた訳ですから。今の中之条地区の盛大な鳥追い祭りは後に大きな街になってから生まれたスタイルなのでしょう。14日19時からの小雨の鳥追い祭りから目が離せません。ということは、




14日〜15日の一泊二日で、旧六合村で田舎体験ツアーを民泊でやったら、最高の田舎体験、ふるさと体験ができるわけですよ。ハイ。


しかも、





長野原町のキジぐるまの話をしたら、六合村には小正月に飾る、別の細工物があるというのです。何を作っているのかというと、







これを作っていたのです。これが、旧六合村小正月細工物「花づくり」です。ん?「花」が正解かな?これが12日の朝9時から行われます。これもまた地域らしい…


ということで、12日、14日、15日は嬬恋−草津六合村を激しく行き来することになりそうです。いやーものづくりに取り組んだら仕事が増える増える。


それで、今後は、ただ単に伝統工芸品の作り方を伝えるだけではなく、その背景にあるものこと、伝統文化だのことや精神的なもの、因果や依りとなるものことを一緒に伝えるべきだと、山本先生と意見が一致しました。そうすることによって、来年の「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」は本来の地域づくりに寄与できると確信しました。うわべだけではなくて。






最後に携帯のカメラが勝手にパシャっと天井を写しました。いよいよ、私の身の回りに超常現象が起こり始めたのかな?赤っぽいのは何だろう、私のオーラだったら面白いな。












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