高峰山スノーシュー 下見



週末に頂戴している、名古屋からのスノーシューツアー約30名様の下見で、高峰山に登りました。


高峰山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_takamine01/index.html


高峰山登山口のある車坂峠までは、夏の期間は嬬恋村の事務所から車で40分くらいで来られるのですが、冬期は嬬恋村道高峰車坂線が積雪で閉鎖しているためになんと2時間近くかかってしまいます。村道を県道に昇格させて、舗装し冬でも群馬県に除雪してもらい行き来できる道に!という声は昔から上がっており、熊川栄村長も陳情しているようですが、その後の経過は聞こえてきません。私としては、道を開けるのならば、それと同時に公共の駐車場も整備して欲しいと思っています。



    


高峰山山頂には神社が祀ってあり、登山口には鳥居もあります。この高さだと2m半以上積もっているようですが、高峰山はそんなに積もったかな?結構、スノーシューで人が来ているようで、トレースはばっちりついていました。





展望所につきました。左奥に高峰山山頂が見えています。



    


稜線を歩いていきます。見晴らしの良い雲上の道です。





大きな雪庇はこの山の特徴。アサマ2000スキー場から嬬恋村大笹まで続く大斜面は、上ってくる北西の風を大きく発達させるのでしょう。



        


        


植林されたカラマツ林が主な林相ですが、ところどころに常緑針葉樹もあり、平坦なようでもやや上り下りがあります。お散歩には最適の運動量です。



  


高峰山の最高地点には、大きな岩があって、高峰山が火山活動をしていた頃の溶岩だと言われています。





この溶岩には、熱かった時に流れた縞模様(流理)が見られます。ではこの先に火口があったのかな? なーんて、考えたりもします。





この先、数十メートル先に高峰山山頂の看板があります。この看板はとても不思議で、先ほどの溶岩のところの方があからさまに高いですのに…なんで?
地図でも調べてみると、やはりこの地点が2,106mで最高地点、高峰山山頂の看板は2,092mとなっていました。





ま、細かいことは考えずに、この景色を楽しみましょうか…
浅間山塊と八ヶ岳の間に広がる、広大な佐久平。この雄大な景色の中を自由に羽ばたいてみたい…。家訓にして、先祖代々100万年間位想い続けていたら、羽が生えてきたりして…



  


高峰神社は剣が立っているので、「げ、また日本武尊伝説が…?」と一瞬思いましたがそうではありませんでした。御祭神は「貴船大神、高龍神、闇龍神、高峰山龍神、大天狗小天狗の神、役之行者(小角)、小諸市各区の奥宮、遠津御祖神…」等とされていて、その守護は「順風温和な聞こうと豊作をもたらす神 高龍神(高気圧守護) 闇龍神(低気圧守護) 雨を降らし、水の恵みを授け給える神霊 山岳修行の聖地 役之小角により開山」なのだそうです。





ここからもう一つ、優れた景観は黒斑山の山容です。やーでっかい、本当にでっかい山ですね。でも、こうして見るとかつての黒斑山山頂は、あの稜線どうしを繋いだところにあったのでしょうから、今よりもせいぜい100-200m高い程度だったかもしれませんね。2,800mはあった…というのは、富士山のように山頂に近づくにしたがって傾斜が強くなり、さらに火口が小さい山容をイメージしているのでしょうね。





広い広い裾野を持つ、黒斑山です。



  


長〜い稜線を、黒斑山に向かって歩いて降りていきます。天気が良ければ、お手軽に空中散歩を楽しめるコースです。週末の団体様はどんな感想を持っていただけるか、楽しみです!


高峰山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_takamine01/index.html






人気ブログランキングへ にほんブログ村 環境ブログ エコツーリズムへ にほんブログ村 アウトドアブログ 野遊び・森遊びへ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然体験へ