万座温泉から白根山湯釜スノーシューガイド
今日は横浜市のN様ご夫妻を白根山湯釜までスノーシューガイドです。ご宿泊は万座温泉日進館にお泊り。場合によっては白根山地蔵岳までご案内したいと考えています。今日は当協会ガイド研修生の蝦名さんと小板橋さんが同行し、私含めて5人のパーティーでスノーシュートレッキングです。
県道牧干俣線を上って行きます。動物の足跡を観察しながら上って行きます。
ご主人が「おや、葉の長いゴヨウマツだねえ」と仰いました。これはチョウセンゴヨウです。よく、お気づきになりました。植物に造詣の深いお客様でいらっしゃいました。
朝日山の尾根道に出ました。亜高山帯針葉樹林の極相林です。白根山湯釜に行くルートは4つ程考えられますが、最も運動量のあるこのルートは、この美しい森を通ることができます。70歳を越えるN様ご夫妻でしたが、とても健脚でいらっしゃいました。
リスの足跡があったり、小鳥の足跡があったりします。
ご主人が奥さまに「ほら、見てごらん、あれが倒木更新という現象だよ」とご説明されました。私も、そういうものもご紹介できるのでこのコースが好きなのですが、お客様から先にその言葉が出るとは思いもよりませんでした。場所によっては険しいところも通ります。
景色の良い尾根を登って行きます。
国道292号線が近くなりました。ここからが急斜面です。
このコース最大の難所をクリアし、国道292号線を草津方面へ進みます。
積雪のために頭すれすれの高さになった看板です。他には風とコンクリートの熱作用からか、雪が大きくえぐれたような場所もありました。
そして、念願の湯釜にご到着。奥様も大変ご満足の様子。
風が強いので少し移動し昼食を取りました。ヒップそりは、今日の雪加減ではうまく滑りませんでした。
そして、朝日山ゲレンデを歩いて下りてきます。ふかふかの新雪大斜面を好きに下りられる感触も気持ちがいいです。
最後に、群馬県最大のゴヨウマツもご紹介させていただきました。このコースは湯釜、北アルプスの眺望、針葉樹の天然林、巨木、動物の足跡など、スノーシューの楽しみが凝縮されたコースです。N様、今日はよく頑張ってくださいました。万座の温泉でゆっくりと疲れをお取りになってくださいませ。
「万座温泉から白根山湯釜スノーシューコース」、4月上旬まではご案内が可能です。
皆様のお申込みをお待ち申し上げております。
万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html