小浅間山スノーシュー



今日はインタープリター会のスノーシューイベント。小浅間山にて実施。

 


今日の参加者は15名ほど、インタープリター会主催としては結構多い方だ。他にも、一般のお客さんが出発時にいたし、すれ違ったりもした。軽井沢から近くて景色の良いここはちょうど良いスノーシューコースとして活用されているのだ。


行きの道は登山道をそのまま登った。足元にあったものを紹介していく。


 


登山道の脇に見える軽石の層。登山道沿いでは森林土壌はわずか10センチ程しか形成されていない。
この朔果(さくか)は、シモツケのように見えるがどうかな?


 


灌木につる植物の果実の跡がぶら下がっている。こういう子房が1心皮で、その合わせ目だけから果実が裂開する果実を袋果(たいか)というが、これがイケマかガガイモかで意見が割れた。以下のウェブ・サイトを見ると、どうもガガイモのようだが…

ガガイモとイケマ - 「野草閑話」〜孝遊子 -
http://blogs.yahoo.co.jp/ndtpn49944/51365430.html/


右の写真の朔果は、ニシキウツギかタニウツギだろう。花の時期に見ていないので不明だが、この不思議な形はネイチャークラフトで繊細な場所に使えそうだ。眉とか、髭とか…


 


 


しばらく歩くと、広いところに出る。ここからは風も強い。軽石の上に雪が乗っただけの風景をひたすら登る。おいっちに、おいっちに。


 


そして、東峰の山頂到着。参加者の女性に「かわいい〜」と言われていた看板がこれ。
山頂を踏んだということで、ハイ、チーズ。


 


山頂から少し西側の茂みに移動して、お飲み物タイム。即席の長椅子をショベルで掘って作る。

ここで、斉藤さんのスノーショベル、ORTOVOX【オルトボックス】PROFESHONAL ALMI2 がキラリ☆。いい色だし格好いいなあ、私もほしくなった。


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Oさんが用意してくださった甘酒をガスあたためる…はずが、ガスが凍ってしまいバーナーに火がつかない。斉藤さんのもダメ、最終的にSYさんのバーナーだけが冬用の燃料で大丈夫だったみたいで生き残った。


 


はあ〜、うまい、あったまる〜…が、冬山で温かいものを飲むのは大変なんだなあ。
ホット甘酒を飲むための待ち時間で少し冷えてしまったが、浅間山冬景色を眺めながらの昼食。


 


温度はもちろん零下だが、英美子も元気そう。
ここから山頂をぐるっと回り、林の中を抜けて西峰を目指す。


 


林を抜けると、目の前が急にワアっと開けて浅間山がどーんと広がる。
天気も良くなってきて、青空が見えている。やっぱり今日来て良かった。


 


浅間山西峰からの急斜面を下りると、どういう訳か雪の道ができていて、そこを歩いていく。きっと、みんながスノーシューで歩いたところの雪が踏み固められて、解けない道ができたんだろうな。


 


東峰の下に来ると、毎年融雪時に氷で持ちあがった岩が落ちてくる話が出た。うん、確かにこの森には小浅間山山頂の古い溶岩が転がっているからな。春は要注意かも。


 


ゆずり葉になっている木があり、珍しがって居られたので寄って見るとミズナラだった。日陰で、離層形成に必要な養分を作り得ることができなかったのだろう。


 


通り沿いで最も太い樹は、このアズキナシ…だが、樹勢は今にも枯れそう。
でも、大丈夫。周りで子供たちが順調に育っていますからね。


 


岩の上にあった雪は、お釈迦様のように見える。人の作品?それとも自然に?
頭の高ーいところにあったカバノアナタケ。今日は特に紹介しなかった。



垣根になっているツツジの中にあった小鳥の巣。こんなに登山道に近けりゃあ、子育ても大変だったろうに。…いや、人間の近くにいることで天敵から逃れた?そんなことも、あるかもね!