湯ノ丸山登山 学生団体引率ガイド



今年は林間学校の登山体験で、湯ノ丸山引率ガイドのオーダーが多いです。浅間・烏帽子火山群で、植生遷移や生態系の仕組みを学ぶのなら池の平、火山の仕組みを学ぶなら黒斑山や小浅間山が良いのでしょうが、自然解説、インタープリテーションを伴うものはガイドを多数依頼しなくてはならず、費用が掛かる上にガイドの質を保証できるか疑問です。


ただ純粋に、『登山をし、山頂踏破を目指すことで「困難な課題を周囲の友達と一緒に成し遂げる」という体験をし、生きる力と集団生活力を身につける。』のが学校教育としての目的ならば、インタープリターなどは必要ありません。学校の先生方が頑張って連れていけば良いのですが、最低でも道案内、登山のプロが一人いた方がいい、そういう思考プロセスで教育登山をするのは、本来は良いことだと思います。あくまでも自分たちで生徒を教育する、という気概は頼りがいがあります。ただし、「学校での教育を行き届かせるために登山指導は教師ではなく、現地のインストラクターに任せたい」という、私たちにとっても正論である学校様方のおかげで、教育旅行の引率ガイドのお仕事をいただいている訳でありますが…


いずれにせよ、解説抜きの山頂踏破達成が目的の登山であれば、浅間山域では湯ノ丸山がルートの程よい困難さ、所要時間、アクセス・駐車場等、総合的に最も優れていると思います。



  


今日のお客様はパルコール嬬恋リゾートホテルにご宿泊。朝、ホテルに伺ったら、なんとノウサギが出迎えてくれました。



  


今日のお客様は埼玉県の小学校5年生、150名様です。東御市湯の丸キャンプ場の広場で、湯ノ丸山をバックに記念写真。



  


今日のルートは烏帽子岳との鞍部から湯ノ丸山山頂を目指すルートです。休憩場所がないのは残念なところ。



  


樹木のトンネルを抜けていく登山道。この時期は、涼しくていいですね。鞍部で水飲み休憩、さすがに150人はアップアップです!



  


鞍部からの上りも、こんもりした溶岩ドームの湯ノ丸山を直踏としますから結構急な道です、みんな頑張れ!



  


おお、山頂は風があって、7月31日だというのに寒いくらいです。上着を一枚着て風をブロック。クラスごとに記念写真です。



  


こうして山頂にいる間に、みるみるうちに雲が引いていきました。山の天気の変化スピードには驚きますね。



  


景色をたっぷり見て、十分に休んだので再出発です。足元の石が動きます。慎重に、丁寧に!



  


鐘分岐のところで再度記念写真。



  


本来は、このあずまや付近で昼食にする予定でしたが、不安定な天気のため、駐車場付近まで下ることにしました。



  


湯の丸スキー場の第一ゲレンデを降りる最短コース。足の指先が痛くなったら、たまには後ろ向きに降りるといいですよ。この草原なら大丈夫、あ、牛のウンチだけは気をつけてね。




湯の丸山林間学校引率登山、終了いたしました。150名中、負傷者は1名。転んで膝を強く打ったようです。学校の先生が、おぶったり、荷物を持ってくれたりしてきちんと下山させてくださいました。頼もしい先生方で良かったです。






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