CONE専門研修会「マーケティング」　超集客力を高める講座

自然体験活動の全国ネットワーク組織であるCONEは、役に立つ専門研修会を度々実施しています。今回の研修会はマーケティング分野。そしてそのタイトルは、

超集客力を高める講座

これから事業型NPO法人を堂々と展開していく私としては、これは出ておくべきの講座。

そんな訳で、12/17−12/18、2日間の様子を少し紹介します。

まず一人目の講師は、川に学ぶ体験活動協議会の斉藤隆さん。まずは野外で自己紹介をしあったあと、自分とは全く違うタイプの人とペアになるような指示が。水泳音痴の私が組ませていただいたのは、スキューバダイビングのインストラクターであり、イルカと一種に泳ぐ仕事をしている倉又さん。どうですか、美人でしょう。
これまで実施してきた体験イベントで、人が集まったプログラムと集まらなかったプログラムを上げ、その要因を探るワークをしました。

川に学ぶ体験活動協議会（RAC）
http://www.rac.gr.jp/

発表者の内容をホワイトボードに次々に書いて行かれましたが、そのスピードにこの手の講義講師をかなりやりこんでいる方だとお見受けしました。対話型の講義を重んじられていました。最後に斉藤さんからはマーケティングの専門書から引用した、集客術に関する言葉やキーワードをまとめた冊子をいただきました。

次にCONE事務局の太田原さんが重々しく紹介したのが、グリーンウッド自然体験教育センターの佐藤陽平さん。
佐藤さんは、大学の時は探検部に所属、住友林業に就職しマーケティングを専門とする仕事をされましたが、その後、自然体験の仕事に転職されました。現在、佐藤さんの功労でグリーンウッド自然体験教育センターは夏の山賊キャンプだけで3,000泊以上を集客し、グリーンウッド自然体験教育センターを全国的にも大きな団体に成長させたと共に、1,400人しかいない限界集落を活気づけています。

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
http://www.greenwood.or.jp/

私はマーケティング講座は蓼科温泉ホテル親湯の柳沢幸雄さんのセミナーしか出たことがありませんが、その時は戦術を中心とした講義を一方的に講義されていました。しかし、この講座は自然体験を推進するCONEの講座です。小手先の戦術よりも大元のミッションをしっかりと打ち出し、シンプルに事業展開をすることを大切にしていらっしゃいました。

その後、戦略を補てんするテクニックも紹介してくださいました。

夜は、いつもの交流会です。CONE＝コネ　なので、コネを作るために交流会を欠かさないのがCONEです。

そしてもう一人の講師は、NPO法人ねおすの宮本英樹さん。ねおすを立ち上げた3人のうちの一人です。最初から事業型NPO法人を立ち上げた所や山登りをベースに築いて行った所など、ねおす曙の頃は私の現在の状況とよく似ていました。翌日のワークショップの中で私にとって最も印象に残ったのは、「皆さんがやっているソーシャルビジネスと現在の日本の一般企業とでは、ものを売る時の評価で大きく違うのは時間軸です。一般社会での良い評価となるのは“今、売れるもの”です。それに対して皆さん得るべき評価は“未来から見ても良いサービス”であり、“過去から見てもはずかしくないサービス”です。それがしっかりしていないと、この業界らしいプログラムは作れないでしょう」

他にも、宮本さんからはいろいろなことを教えていただきました。春からの事業のプランニングに大いに助かりました。

最後に、みんなでハイ、チーズ。全国の同志の皆さん、共に頑張りましょう！