大柏木諏訪神社の杉並木と大柏木峠(コナラ母樹林と石仏)



東吾妻町の巨木を調べていたところ、町指定天然記念物で「大柏木諏訪神社の杉並木」というのがあることがわかりました。嵩山エコツアーイベントの後に、行ってみました。





いきなりメインの巨木でごめんなさい。こちらが、大柏木諏訪神社の御神木です。参道の杉並木と少し離れて、社殿の横に聳えています。入口に駐車場がなかったので、神社裏手に駐車し、横から境内に入ったところ、目の前にありました。


環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(?)」にも掲載されている杉巨木です。本には樹高24m、目通り幹囲5.4m、推定樹齢300年以上となっているそうですが…





ざっと測ってみると、570cm近くありました。560cm位はありそうな感じです。





大柏木諏訪神社拝殿。縁起由緒等の看板はありませんでした。彫刻等も特に見所はありません。



    


拝殿の奥には本殿がありますが、拝殿とつながって横にあるのは神楽殿のようです。吾妻東部では、神楽殿でこの建築は珍しいですね。境内にはひなびた石碑があります。



  


とりあえず、いったんやり直ししましょう。鳥居まで降りてみます。





大柏木諏訪神社の鳥居です。実はこれは二の鳥居だそうで、もっと手前に一の鳥居があるそうです。昔あったのかもしれません。



  



「大柏木諏訪神社の杉並木」の石標があります。参道の杉並木は10本もありませんが、どれも幹周り4m前後です。



  



参道の両脇の杉だけが巨木。あとの杉は中径木です。写真も撮り方によってはこうなります。



  



参道の杉並木で最も太い木は一番上にありました。目周りを計測してみると470cm程度でした。



  



改めて社殿を拝みます。境内にあるこの台座のようなものは何なのでしょう。元々は何か建っていたのでしょうか。境内の杉御神木も樹齢300年以上の見立てで、歴史のある神社のはずなのに、不明となっているのは残念なことです。もう明らかになることは恐らく無いのだろうと思うととても残念です。



  


その後、須賀尾大柏木線を走ってみました。大柏木峠には、コナラ母樹林があり、ちょっと驚きました。なるほど、コナラ林も種(ドングリ)を拾い、植えて苗を仕立てているのですね。吾妻森林管理署の看板ではなく、群馬県の看板です。コナラ母樹はあまり大きくないように見えました。



  



峠を守る古い石仏。右に慶應の刻字が見えます。慶應年間は1865年〜1868年までらしいので、150年ほど前に彫られた石仏なのでしょうか。穏やかな、いい表情の僧侶です。


以上、大柏木諏訪神社と大柏木峠のレポートでした。






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