すぐ使えるロープワーク講座 開催
当協会会員の清水実さんにお願いして、ロープワーク講座をしていただきました。
■第一部 結び方、縛り方のいろいろ
ロープとロープを結ぶ・繋ぐ/立木や身体にロープを結ぶ/2〜3本の丸太を縛る/ロープで、しっかりと締める/ザイルと身体を結ぶ/日常生活で使う など
■第二部 実際の応用
展望デッキの組み立て/ブランコを作る/ターザンロープ/スライダー/転落者の救助法 など
■講師 清水実プロフィール
1948年長野県小諸市生まれ。登山歴は約40年。モンブラン/ マッターホルン等登頂の経験を持つ。日赤救急員であり安全第一、楽しく興味深い内容のインタープリテーションには定評がある。グリーンセイバーマスター、森林インストラクターなどの専門資格多数所有。
この浅間・吾妻エリアで森林インストラクターとグリーンセイバーマスターの2資格を有するのは私と清水さんの二人だけ。まあ早い話、清水さんも私同様にかなりマニアックに追求する方なわけであります。
せっかくなのでいくつか画像で紹介します。
縦結びは何の役にも立たない。ナイフを常に持っておくこと、ロープは少し伸びるようにできていて、いざという時に衝撃を和らげてくれる…さて、ロープの末端を処理して、
例えば傷病者の患部を三角巾で縛った際には、本結びじゃないと困る。お医者さんがスルリと解けてしまえる本結び。本結びならば、一方を持って180度違う方向に引っ張れば、
ほら、わかります? 真ん中のロープを引っ張れば簡単に抜けるでしょ!
テープをウォーター・ノットで結びテープスリングを作ったりしました。
しかしなかなか先に進みません。だからこうやるんですってば! …とは、清水さんはキレたりしません。さすがです。
はい、ようやくできました。ダブル・フィギュア・エイト・ノットです。
ベランダでは通称トラックロープor南京縛り。実はワゴナーズ・ヒッチという名前があるそうです。
http://tomomori-kogyo.co.jp/TK-08Musubi.htm
ニホンミツバチに気を遣いながら…
さらに外に出て、ダブル・フィッシャーマンズ・ノットで作ったロープスリングをプルージック・ノットで移動する訓練です。
直角に交差した2本の丸太を縛るにはスクウェア・ラッシング。新聞縛りは以下のような感じでしたが…忘れました!
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n21961
通常、ロープワークで重要な3つの要素は
1.結びやすい
2.しっかりと止まる
3.解きやすい
これに、清水さんのロープワークは、
4.結び目が美しい
が追加されます。いやー素晴らしい。
首吊り自殺に使われるのはハングマンズノット。最後にこのロープワークを、雨天時の体験ものにするにはどうしたら良いか、みんなで話し合いました。
当日の様子を、Youtubeにアップしました。どうぞご覧になってくださいませ。