池の平(東御市)自然学習ハイキングガイド
山本茂先生方の『六合村の民話』を聞かせた後は、池の平を自然&火山学習ハイキングをします。今日も4時間前からスタッフは集合し、ガイディングポイントを研修下見しました。
池の平周回、湿原散策 自然と火山学習ハイキング
http://ecotourism.or.jp/hiking/ikenodaira/index.html
たまには湯の丸自然学習センターに立ち寄ってみます。たまにはパネルを読んでみると、ふと思いだす自然現象もあります。『さかまく霧』、確かに浅間山上空では佐久平から登ってきた雲が山頂の西風にあおられて戻っていくような現象が起きていますね。
池の平駐車場に行って、さっそく現地下見開始。あーいいですね。こういう雲海も見たことはないんだろうなあ…と。
雲上の丘にて。標高2,110m地点でここが一番高いところです。かつて火山の噴火口淵だったことをどう伝えるか…。
鏡池まで来ました。雨上がりの今日は、一段と水かさが増しています。
うわあ、なんて綺麗な湖映でしょう! 名前の通り、本当の鏡のようです。
池の平湿原を抜けて、湯の丸地蔵峠方面へ降りて行きます。この時期、毎年見る、シャクナゲの若葉が薄い色になった個体。病気なのか、気分的なものなのか…。花になりきれなかったのでしょうか?
ここからは手つかずの天然林。神域の厳かな空気が流れています。あっと驚く樹木の数々。
コメツガの巨木です。なんという樹形でしょう。この巨木を見せることができたら、本望です。
協会スタッフたちも、ほれぼれした模様。この場所でなら、どんなことだって伝わるような気がします。
この場所には、不思議な形をした枯れた根株があります、人面のような、そう、まるでギリシャ彫刻のようにも見えます。コメツガ巨木の番人だったのでしょう。裏から見ると訳わかりませんが…
もう一つ、見せたいのはこちらの巨木。これもコメツガです。この樹木も、一本の幹から発生して、上部で何本にも分かれています。この森にはこういうタイプの樹木が多いです。こういう遺伝子が蔓延しているのかもしれません。
この森では、亜高山帯針葉樹林ならではの『倒木更新』の現象を見せたいと思っています。
しかしなんと!子どもたちが現地に着いたのは3時30分過ぎ!写真撮影したら、残りの時間は約40分間…池の平への道路は、夕方に閉鎖されてしまうのです。残念ながら三方ヶ峰コマクサ園へのピストンとなってしまいました。それでも、この前に行われた行事がかなりの体育会系指導だったようで、いい気分転換にはなっていたみたいです。
生徒のみなさん、スタッフの皆さん、大変お疲れさまでした。
池の平周回、湿原散策 自然と火山学習ハイキング
http://ecotourism.or.jp/hiking/ikenodaira/index.html